明石商・中森俊介投手が智弁和歌山を5回1安打1失点11奪三振、9球団27人スカウト視察

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明石商と智弁和歌山が練習試合を行い、明石商の中森俊介投手は5回を1安打11奪三振1失点に抑える圧巻のピッチングを見せた。

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伸び出てきた

中森俊介投手はこの日、初回に先頭の細川凌平選手に四球を与えると、3塁にランナーを背負った場面で暴投で1点を許した。しかし、なおも続く1アウト1,2塁のピンチで2者連続でストレートで三振を奪った。

2回以降はエンジンがかかり、3回には4番・徳丸天晴選手から三振を奪い貫禄を見せると、4回から5回2アウトまで5者連続三振を奪う圧巻の投球を見せた。最速は148キロ、5回まで11個の三振を奪ったが、そのうち6つがストレートでの三振だった。「三振を狙いにいってたわけではなくて、結果的にとれたのは良かった」と話した。

中森投手は「3、4回くらいからまっすぐが良い回転になって、伸びが出てきた。左足だけねじって上半身は前を向くように意識した」と話し、フォームのコツをつかんだ様子だった。

9球団27人スカウト

この日は9球団27人のスカウトが視察に訪れ、東京ヤクルトと埼玉西武は編成の幹部が、また巨人は水野巡回コーチが姿を見せ、西武は5人態勢で視察した。

◎埼玉西武・渡辺久信GM:「高校生にしてはレベルの高い投手」

◎巨人・水野巡回コーチ:「素晴らしいね」

◎東京ヤクルト・小川GM:「高校生投手として完成度が高い」

◎東京ヤクルト・阿部スカウト:「スピードもあるけど、変化球も使ってうまく打ち取っていく投手。本来のところに近づいてきている」

◎阪神・熊野スカウト「ボールの感じは良かった。変化球がいいのはわかっているので、真っすぐがくるともっと良くなると思う。でも、何の心配もないですね。コントロール的に高めに行ったりすることはあったけど順調に来ていて心配することはないかなと思います」

中森投手はこの日投げ合った小林樹斗投手について、「まっすぐに関しては比較しても小林の方が上。自分はノビ、キレもまだまだ及ばない」と話し、相手を讃えると共に刺激を受けていた。

また注目選手の来田涼斗選手は、この日は2試合で8打数1安打に終わり、「いらないボールに手を出している」と反省をしていた。

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前週6月下旬の練習試合では「まっすぐで空振りがとれない」と課題を口にしたが、この日奪った11奪三振のうち、6つが直球、5つがフォークやスライダーで奪い「三振は狙ってとったわけではないけど、結果的にとれたのは良かった」と安堵(あんど)した。

▽ヤクルト阿部スカウト「スピードもあるけど、変化球も使ってうまく打ち取っていく投手。本来のところに近づいてきている」

▽阪神熊野スカウト「ボールの感じは良かった。コントロール的に高めに行ったりすることはあったけど、順調に来ていて心配することはないかなと思います」

視察した阪神・熊野スカウトは「心配することは何もない」と絶賛。中森は「三、四回から本来のいいピッチングができた。真っすぐのキレと伸びを上げていきたい」とさらなる成長を誓った。

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