智弁和歌山と明石商の練習試合では、148キロ右腕の小林樹斗投手がこの日も148キロを記録し、明石商の来田涼斗選手にリベンジした。また細川凌平選手も活躍を見せた。
小林投手
智弁和歌山のエース・小林樹斗投手はこの日、6回から登板をすると、明石商打線を3回1安打2奪三振で無失点、自己最速タイとなる148キロを記録した。
昨年のセンバツでサヨナラホームランを浴びた来田涼斗選手に対しては、フルカウントまで粘られたもののショートフライに打ち取りリベンジした。来田選手は「ちょっと悔しかったです。球の威力が増していた」と話した。
この対戦について智弁和歌山の中谷監督も「リベンジの思いをくんでやってもらった試合でもあります。小林の全球まっすぐのところとか見ていて感じる部分はありました」と話し、エースの状態を「悪くない」と力を認めていた。
この日は9球団27人のスカウトが視察に訪れたが、阪神の渡辺スカウトは「真っすぐがいいね。面白い投手」と評価すると、巨人の水野巡回コーチは「2人とも素晴らしい」と話し、東京ヤクルト・小川GMも「2人とも高校生投手として完成度が高い」と、投げ合った明石商・中森俊介投手と共に評価をした。
中森投手も「まっすぐに関しては比較しても小林の方が上。自分はノビ、キレもまだまだ及ばない」と小林投手の球質を評価していた。
細川選手
また、同じくプロが注目する外野手の細川凌平選手は2試合で5打数2安打2打点の活躍を見せ、中谷監督は「ショートを守るのがプラスになっている。良く動けている」と評価した。
今秋ドラフト候補の智弁和歌山・小林樹斗(たつと)投手(3年)は6回から登板し、3回1安打2奪三振無失点で抑えた。自己最速タイの148キロをマークする好投に中谷仁監督(41)は「小林(の調子)は悪くない」とは高評価。8回、昨年のセンバツ準々決勝でサヨナラ弾を浴びた、来田と対戦した。フルカウントに追い込んでから3球粘られたが、9球目遊飛で打ち取った。
昨春のセンバツ準々決勝と同じ顔合わせ。中谷仁監督(41)は「リベンジの思いをくんでやってもらった試合でもあります。(来田に対し)小林の全球まっすぐのところとか見ていて感じる部分はありました」と話した。18日からは県の独自大会が開幕。「とにかくいい結果を出してやりきりたい」と和歌山の王者を目指す。
来田涼斗外野手(3年)はダブルヘッダーで8打数1安打。「いらないボールに手を出している」と反省した。昨年のセンバツ準々決勝でサヨナラ弾を放った智弁和歌山・小林樹と再戦。1試合目の8回、フルカウントから3球粘ったが、9球目に遊飛に打ち取られた。「ちょっと悔しかったです。(センバツの時より)球の威力が増していた」とライバルの成長を実感した。
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