秋田商の142キロ右腕・石川陸斗投手が6回14奪三振完封、6球団8人のスカウト視察

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秋田商でプロが注目する142キロ右腕の石川陸斗投手が、秋田高校野球の初戦・五城目戦で先発し、6回を無失点に抑えてコールド勝利した。

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1回から三者三振

180cmから最速142キロの速球を投げる石川陸斗投手は、今年初の公式戦となるこの試合に1回から自分の投球を見せつける。

初回に三者三振でスタートをすると、2回にはヒットと四球でピンチを背負ったものの三振で切り抜け、4回も1アウト1,2塁のピンチとなったものの、そこから5者連続三振を奪った。

そして6回も先頭打者に内野安打を許したがそこから三者三振で締めくくり、6回を投げて14個の三振を奪い完封した。四死球は1つと安定していた。「打者が振ってくれることが多かった。勝ち上がるとそういうことは減る。無駄な四球が失点につながることは意識したい」と何度かピンチを背負ったことは反省をしたが、素晴らしい投球だった。

石川投手は2年秋の東北大会で、初戦の東奥義塾戦で先発するも、4回1/3を投げて5失点し、センバツ出場を逃している。「好き勝手な投球をして、自分のせいで負けてしまった」と反省した。そこから体重を9kg増やし、太田監督「今のチームで最も成長した男。大黒柱という自覚を背負ってほしい。球速はアベレージで10キロは上がった」と大きく成長をした。

この日は、明桜vs金足農の試合も同じこまちスタジアムで行われ、この試合にも6球団8人のスカウトが視察をしている。好投手がそろう秋田県、石川投手も県を代表する投手であることは間違いなさそうだ。

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今年初の公式戦登板でも、エース石川は動じなかった。1回表から3者空振り三振でスタートし、2回2死から安打と四球でピンチを招くも三振で切り抜けた。その裏に味方打線から打者14人の猛攻で8得点の大量援護。気分を良くしてギアを上げ、4回1死一、二塁から5者連続三振も奪った。6回は先頭に内野安打を許したが、後続からこの試合3度目の3者連続三振で94球の試運転を終えた。四死球1と危なげなくても「打者が振ってくれることが多かった。勝ち上がるとそういうことは減る。無駄な四球が失点につながることは意識したい」と満足することはなかった。

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