佐和高の黒田晃大投手が142キロ記録し9回13奪三振、3球団視察しヤクルト・広島が評価

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佐和高校の黒田晃大投手が、自己最速を2キロ更新する142キロを記録し、9回13奪三振1失点完投勝利。

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8回に142キロ記録

黒田晃大投手はこの日、小瀬との試合で先発すると、先頭打者にいきなり2ベースヒットを浴びるなど、味方のエラーで失点した。「高めに浮いた球を投げてしまった」と立ち上がりを反省した。

しかし、味方が同点に追いつくとエンジンがかかり始め、投げるたびに帽子を飛ばす力投を見せた。そして8回になってからこの日最速で、自己最速となる142キロを記録し周囲を驚かせると、9回を投げて6安打13奪三振1失点で完投、2-1で勝利した。

この日の投球について60点と採点し、「変化球の精度を上げて、勝ちにこだわる。県立で1番になりたい」と話した。

この180cm右腕にはこの日も3球団のスカウトが視察をした。

東京ヤクルト・丸山スカウト:「打順や状況に応じて考えながら投げているのが分かる。指先の感覚も良く、変化球も操れている。素質が良く伸びしろがある」

広島・尾形スカウト:「投げ方のバランスがいい。体幹を鍛えればスピードももっと上がる。スライダーに特徴があって、打者は打ちにくいと思う」

黒田投手は進路については「考え中」とし、まずは目標について「優勝。一戦一戦、しっかり勝ち抜く」と話した。

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ピンチになると「ヨイショ!!」と声を出しながら気迫の投球。「絶対に点をやらない」と、帽子が吹き飛ぶほど力いっぱい腕を振った。八回には自己最速を2キロ上回る142キロを計測。プロ3球団のスカウトが視察する中、実力を見せつけた。

開始早々先頭打者に二塁打を浴び、直後に味方の失策で先制点を献上。初戦の硬さからか「高めに浮いた球を投げてしまった」。しかし、3回に4番・古川空翔二塁手(3年)の左前適時打で同点になると、調子を上げていった。一球一球帽子を振り落とすほどの勢い。「徐々に修正しようと低めに投げた。点を取られないことだけ考えた」。豪快な投げっぷりで8回には142キロを出し、周囲をどよめかせた。

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