桐生第一の蓼原慎仁投手が高崎商大付戦で先発すると、最速144キロの2300回転するストレートで、5回で11個のフライアウトに打ち取った。
素材として申し分ない
蓼原慎仁投手はこの日、先発をすると、変化球でストライクを取れず、自分を落ち着かせるように、野手に守備位置の確認などをしていた。
投手にとっても、また相手バッターにとっても選択肢はストレートのみとなる状況だったが、そのストレートで5回までの15アウト中11アウトをフライアウトで奪った。蓼原投手のストレートは回転数が多く、ホップ成分が高いと今泉監督も話す。
この日の投球について蓼原投手は、「クイックの時にストライクが入らなかったり、四球を出してしまった。まだまだ向上する余地はあると思う」と話したが、「初回は良かった」と話し、制球が落ち着かず、2アウトからレフト線に2ベースヒットを許した初回の投球に好感触だったと話した。
この日は福岡ソフトバンク、オリックスなど5球団のスカウトが視察に訪れたが、ソフトバンクの福元スカウトは「ストレートをちゃんとコントロールできていた。上出来だと思う。素材としては申し分ない」と評価した。
まだ素材型だが、昨年秋の時点で複数の球団が注目をしており、育成、またはドラフト下位での指名が有力とみられる。小学生時代から野球塾ではスバ抜けた身体能力を見せていた。その体のバネに筋肉が付き、大きく成長をしている。

好投したが、プロを目指す右腕は伸びしろをアピールした。「自分としては納得してない。クイックの時にストライクが入らなかったり、四球を出してしまった。まだまだ向上する余地があると思う」。プロ5球団が視察し、ソフトバンク福元淳史スカウト(36)は「ストレートをちゃんとコントロールできていた。上出来だと思う。素材としては申し分ない」と潜在能力の高さを評価した。
奪三振は2も今泉壮介監督が「回転数が多い」という直球を武器に15アウト中11個がフライアウト。昨秋の群馬王者で甲子園交流試合にも出場する予定で「甲子園に出場するチームは優勝しないといけない」と意気込んだ。
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