佐和高校のプロ注目右腕・黒田晃大投手がこの日、自己最速を3キロ更新する145キロを記録した。
5回で降板
この日の水戸啓明戦は、雨のために前の試合から1週間の間隔があり、「疲労が抜けて、真っすぐの調子はよかった。初回に100%を持って行った」と、1アウト3塁の場面でギアを上げ、最速145キロのストレートでショートフライに打ち取った。
しかし、その後にパスボールで1点を失うと、2回にも3安打と犠牲フライで1点を許した。その後は無失点に抑えたものの、5回5安打4奪三振2失点でマウンドを降り、サードに回った。
大川監督は「黒田は休校中に肩、肘のスタミナができなかった。将来性のある投手で、この大会ですべて出し切るわけにいかなかった」と話し、交代させた理由を話した。黒田投手は「調子は悪くありませんでした。でも、今日は真っすぐとスライダーが抜けてしまって失点した。変化球もストライクが入らなくて苦しみました。実力不足です」と話した。
進路については改めて「プロに行きたい」と話す。「球速より質を求めて、変化球の精度を高めたい。勝てる投手になりたい」と話した。
この日視察した中日の小山スカウトは「真っすぐの強さ、変化球もタテ、ヨコある。いいものをもっています。体ができてくればリリースも安定すると思うのでおもしろい」と評価した。
素質の高い佐和のダルビッシュ、この夏は十分ではなかったかもしれないが、多くのスカウトに注目をされた。今後が注目される。

今後の進路については「将来的にはプロに行きたい。勝てる投手になりたいです」と話した。
視察した中日の小山良男スカウトは「真っすぐの強さ、変化球もタテ、ヨコある。いいものをもっています。体ができてきたら、おもしろい」と評価した。
大川修一監督(37)は「黒田は休校中に肩、肘のスタミナができなかった。将来性のある投手で、この大会ですべて出し切るわけにいかなかった」と継投を決断。「ベストを尽くしてくれた」とねぎらった。
進路について、右腕は改めて「プロに行きたい」と表明。「球速より質を求めて、変化球の精度を高めたい。勝てる投手になりたい」と力を込めた。
「亡くなった、小学校のときのチームメートの分まで頑張ろうと思ったが、最後に自分が打てなくて負けたのが悔しい」と涙を見せた黒田。視察した中日の小山スカウトは「直球も変化球も悪くない。体ができてくればリリースも安定する」と評価した。
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