西脇工の142キロ左腕・東田健臣投手が、強豪の社を相手に9回6安打7奪三振で完封勝利を挙げ、3試合連続完封とした。
3球団視察
初戦は13奪三振で完封、前の試合も15奪三振で完封をしていた。これまではストレートで空振りを奪う決め球としていたが、この日は強豪・社という事もあり、ストレートで追い込み、カットボールなどの動く球で打たせて取る投球を狙った。
3試合連続2ケタ奪三振にはならなかったが、その狙い通り完封で勝利した。前の試合で7四死球を与えた投球から調整し3四球に抑えた事も自己評価した。
東田選手は進学を予定しているが、この日は中日、北海道日本ハム、埼玉西武のスカウトが視察し、中日・山本将道スカウトは「去年見たときよりテークバックが良くなっている。山本は小さいけど、あれだけの球を投げられるから身長は関係ない。まして左投手だから。クセもないし、これからが楽しみ」と評価した。
東北楽天の松井裕樹投手に近いタイプの左腕投手、進学予定ということでどこでどんな投手になっていくのか注目される。
この日は最速140キロだった。身長174センチでも何度も速球で空振りを奪い、球速以上にキレがあるタイプだ。NPB3球団が視察。中日の山本将道アマスカウトチーフ補佐は「去年見たときよりテークバックが良くなっている。山本は小さいけど、あれだけの球を投げられるから身長は関係ない。まして左投手だから」と評する。17年の中日ドラフト6位で高卒入団した山本拓実は167センチだが150キロ超で昨季3勝した。
無失点を続けるエースは進学の予定だが、プロ3球団のスカウトが視察に訪れ、中日の山本スカウトは「昨年より投げ方が良くなった。3回以降低めに、丁寧に投げられている」と評価した。174センチの体を大きく使う東田は「(無失点は)意識せず、試合のリズムをしっかりつくっていきたい」と冷静に意気込む。
この日は中日、日本ハム、西武のスカウトが視察。中日・山本将道スカウトからは「去年より投げ方がよくなっている。クセもないし、これからが楽しみ」と将来性を評価された。今大会は5回戦までで行われるため頂点は存在しないが、目指すは行ける限りの“一番上”。「勝ち進むと点は取られると思う。それでも試合のリズムだけは作りたい」。
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