木更津総合が千葉県制す、149キロ記録の篠木健太郎投手は予定通り大学進学へ

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千葉県高校野球大会は、木更津総合が優勝した。150キロ右腕の篠木健太郎投手が9回4安打1失点で完投し、エースとしての責任を終えた。

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エース

篠木健太郎投手は1年時から伸びのあるストレートに注目され、昨年から背番号1をつけエースとして投げていた。しかし、準決勝の習志野戦で7回2/3を投げて9安打4失点、「実力不足を感じた1年でした」と話していた。

今年は新型コロナウイルスの影響を受け、甲子園大会はなくなっていた。それでもエースとしての自覚を持ち、千葉県高校野球大会に臨んだ。初登板となった市原中央戦では9回から登板し1回2安打2四死球1失点だったものの、志学館戦で9回1安打12奪三振完封、千葉明徳戦でも9回4安打11奪三振完封で勝利、そしてこの日の決勝も、ホームランで1点こそ失ったが、9回4安打7奪三振1失点、最速149キロのストレートと、抜群の切れ味のスライダーで専大松戸を抑えた。

「2年までは、自分が投げられることが楽しかった。でも、主将をやることで、チームが勝つ楽しさがわかった。僕は、人に使った時間は自分に返ってくると思っている。僕にとっても、成長できた3年間でした」と話した篠木投手、エースとしての責任を終え、「また連覇の記録に挑戦できる礎を築けた。次につなげて欲しい」と、後輩に甲子園の夢を託した。

大学進学へ

木更津総合はプロ注目選手でも大学に進学する事が多い。ただし篠木投手について五島監督は、高卒プロの可能性も話していた。しかし、新型コロナの影響で春に野球ができず、大学進学をすでに決めており、この日も「大学で全体的にレベルアップして、今日みたいに勝てる投手を追求していきたい」と話した。

この日は横浜DeNAの吉見祐治スカウトが視察し、「今、プロ志望届を出しても、ドラフト中位で指名がかかる。4年後がめちゃくちゃ楽しみ」と話した。高校生投手ではトップクラス、投球の完成度では明石商の中森投手に次ぐくらいの力があるかもしれない。千葉県のレベルも高いが、できれば全国の舞台で、強豪を相手にどんな投球をするのかを見たかった。それがあれば、進路の決断も変わっていたかもしれない。

大学では故障が無ければ、4年後にはドラフト1位で指名されることはほぼ間違いないと思う。4年間を無事に、そしてさらにパワーアップしながらも、伸びある真っすぐの進化を見ていたい。

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試合後には改めて大学進学を表明。東京六大学リーグの舞台を目指す。視察に訪れたDeNA・吉見祐治スカウトは「今、プロ志望届を出しても、ドラフト中位(3、4位)で指名がかかる。4年後がめちゃくちゃ楽しみ」と評した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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