秋季高校野球九州大会は準々決勝が行われ、福岡大大濠が具志川商に3-0で勝利し、センバツ出場が確実となった。エースの毛利海大投手が5安打完封した。
ボーイズ日本代表
毛利海大投手は福岡県出身で、178cm75kgの左腕投手。中学3年時はボーイズの日本代表に選ばれている。最速140キロの速球を投げ、九州大会では大分商戦で150球を投げて14奪三振1失点完投勝利をしていた。
この日は中1日での登板で球速は出なかった。しかし、「常時130キロぐらいでしたが、打者が振り遅れていた。キレの部分でいい球が行っていたと思う」と話すように、持ち前の球質の良い球に、具志川実の打者も当たりがでなかった。6つの四死球を与えるなど疲れは見られたものの、9回164球を投げて5安打9奪三振で完封した。
以前は、「点を取られるとキレるタイプだった」と話すが、状態が万全でなくても完封勝利を挙げた・八木監督も「毎試合ピンチを招いても粘れて行けているのが、成長させている一番の要因」と話す。
この日は中日の三瀬スカウトが視察をしたが、「左腕は魅力だし、スピードが上がっていけば、来年がとても楽しみ。リリースが前まで引っ張ってこれるので、打者には速く見えると思う」と話した。福岡大大濠では今年のドラフトでオリックスに1位指名された山下舜平大投手が、一冬越えて急激に成長をしており、毛利投手も来年春には急成長をしているかもしれない。
球数が多いため、球数制限にもかかってくるかもしれない。今の球質のまま、パワーで打たせて取り、球数を減らす形に成長できればと思う。

見守ったスカウト陣も称賛が相次いだ。中日三瀬スカウトは「左腕は魅力だし、スピードが上がっていけば、来年がとても楽しみ。リリースが前まで引っ張ってこれるので、打者には速く見えると思う」と評価。センバツで活躍すれば、一躍全国区になりそうだ。
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