巨人ドラフト1位、亜細亜大・平内龍太投手が7回7K無失点、巨人スカウト評価

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巨人にドラフト1位で指名された亜細亜大・平内龍太投手が、東都大学リーグの最後のカード、中央大戦の1回戦に先発し、北海道日本ハムドラフト2位の五十幡亮汰選手、横浜DeNAのドラフト2位・牧秀悟選手と対戦した。

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春に肘の手術で

平内龍太投手はこの日、五十幡亮汰選手には1本のヒットを許したものの、4番の牧秀悟選手選手をノーヒットに抑え、7回を投げて4安打7奪三振無失点で勝利を収めた。最速は149キロ、スライダー、スプリットに、100キロ台の「遅い縦のスライダー」を織り交ぜ緩急も付けた。

平内投手は大学1年時に頭角を現したものの、その後は右ひじの痛みに悩まされた。手術をするか悩んでいたが、今年春に生田監督から「中途半端な状態でやってもいい結果は出ない。不安なく、秋に勝負をかければいいんじゃないか? 心も体も万全にして、プロのスカウトに見てもらおう。そのためには、少しでも早く手術をする必要がある」と諭され、3月に遊離軟骨の除去手術を受けた。

新型コロナの影響で試合が無くなったこともあり、リハビリをじっくり行って8月にオープン戦で登板、そこからプロのスカウトの評価が一気に高まり、秋のリーグ戦で156キロを記録してドラフト1位の投手となった。巨人の脇谷スカウトも、「春先はこれはドラ1だなと思うほどではなかったけど、手術をして一気によくなった」と話す。

大学最後の先発のマウンドで、しっかりと結果を残し亜細亜大の優勝に王手をかけた。今日の2回戦ではリリーフで登板し、優勝を手土産にプロ入りをする。

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 「あの言葉をもらって、決断ができました」と平内。3月25日に手術を受け、5個のネズミを除去。慎重にリハビリを進め、8月19日のオープン戦で実戦復帰。「不安もなくなったし、もう、やるしかないという覚悟も決まってスッキリしました」。気持ちよく腕を振り抜く姿をチェックしていた巨人・脇谷スカウトは「春先は『これはドラ1だな』と思うほどではなかったけど、手術をして一気によくなった」と振り返った。

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