センバツ大会に出場するチームで、個人的に注目したい選手を紹介します。今日は智弁学園高校。
智弁学園の注目選手
注目度A:必見・見ないとヤバイ、注目度B:成長をチェック、注目度C:素質をチェック
注目度A:前川右京外野手
高校通算30本塁打の左の長距離砲で、監督も岡本和真よりも飛距離を出すと評価する。ツッコミ気味の打撃フォームを引きつけて打つ形に変えており、センバツでの打撃が注目される。
注目度B:西村王雅投手
171cmの左腕投手で球速も130キロ前後だが、昨夏の甲子園交流試合で中京大中京の高橋宏斗投手と投手戦を演じ、強気なインコース攻めを見せた。気持ちが強く、大学・社会人でもエースとなりそうな投手。
注目度B:小畠一心投手
185cmの長身右腕で最速は144キロを記録する。中学時に侍ジャパンU15代表に選ばれ、高校でもトップクラスの投手へ成長すると期待されていたが、最後の年の大きな飛躍を期待したい。
注目度B:山下陽輔内野手
前川の後ろの4番を打ち、昨秋は2本塁打、打率.536を記録した。チャンスに強く、高校通算13本塁打と長打力もある。
注目度B:北村泰都捕手・2年
昨秋は公式戦出場していないが、中学時にU15代表を経験した選手。練習試合では4割を越す打率を残しており、ベンチ入りしたら注目したい。
注目度C:植垣洸捕手
捕手だが50m5.9秒のスピードがあり、昨秋は7試合で4盗塁を決めた。右肩を故障していたが、センバツでは肩でもアピールをしたい。
注目度C:岡島光星遊撃手
守備が安定しており、2年時からショートを守る。秋は打率2割台と低迷したが1本塁打を打っており、思い切りの良い打撃が持ち味。
注目度C:三垣飛馬一塁手
5番を打ち昨秋は11打点を記録した。パンチ力がありチームに勢いをつける。
注目度C:森田空中堅手
50m6.1秒の足で昨秋は8試合で4盗塁と足を見せた。センターでの守備や肩の強さなどもチェックをしたい。
注目度C:酒井優夢二塁手・2年
中学時代にU15代表を経験し、昨秋は1年生ながらセカンドのレギュラーとしてプレー、12打数6安打と確率の高い打撃を見せた。
注目度C:安藤壮央捕手
179cm80kgの捕手で昨秋は控えに回ったが、遠投100mの強肩を見せる。打撃を磨いて出場を増やしたい。
注目度C:三好将太内野手
180cm80kgの選手で、打球の飛距離ではチームでも屈指。昨秋は3塁コーチャーを努めており、打撃を磨いて打席に立ちたい。
注目度C:藤本竣介投手・2年
178cmの左腕投手。スリークォーターからの変化球がキレ十分で、エース・西村投手の後継者として期待。
チーム
投手は1年生のときから登板を重ねてきた西村投手、小畠投手が中心。左から強気のピッチングと安定感を備える西村投手が、気迫の投球を見せる。2年生の左腕・藤本投手なども期待されている。
攻撃は3番・前川選手を軸に、4番の山下選手もアベレージを残せてホームランも打てる。1,2番が固定されていないが、前川選手の前にチャンスを作りたい。5番の三垣選手もチャンスに強い打撃を見せている。足が使えるチームというわけではないが、捕手の植垣選手などスピードのある選手もいる。
守備では捕手を含め、突出して注目される選手はいない。失策も比較的多かったが昨秋の近畿大会ではエラーも抑えられ、安定感が出てきている。攻撃に特化した形ではなく、高いレベルで安定している。
打線は7点くらいを挙げる力があり、投手は3点程度に抑えられる。ただし投手が6点以上を奪われた時に打ち勝つため、更に攻撃力が必要となる。
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