春季高校野球千葉大会は、千葉学芸が初の優勝を果たした。プロ注目の高校通算57本スラッガー・有薗直輝選手も2安打1打点を記録した。この日は4球団が視察している。
逆方向にも飛ばせる
昨秋の千葉大会でタイブレークの末に敗れた専大松戸がセンバツに出場をしていた。この日は千葉学芸がそのリベンジを果たした。
プロ注目の有薗直輝選手は初回、1アウト3塁の場面で高めのスライダーを右中間に返し、先制のタイムリー2ベースヒットを打つと、3-2で迎えた6回にも高めのストレートを弾き返し、レフトフェンス直撃の2ベースヒットを記録、長打2本で2安打1打点の活躍を見せた。
この日は横浜DeNA、東京ヤクルト、オリックスなど4球団が視察をしたが、オリックスの早川スカウトは「逆方向にも飛ばせる。肩も強い」と打撃と肩を評価した。
有薗投手は投手としても148キロを記録する。この日も137キロの球を投げる左腕エースの北田悠斗投手が完投したが、3試合連続完投をしており疲労もある。15日から始まる関東大会では「チャンスがあったら投げたい」と話し、登板についても注目される。
DeNA、ヤクルトなど4球団のスカウトの前で、逆方向の右中間への先制パンチは1回1死二塁。初球の外寄りスライダーを捉え「外のコースが課題だったが克服できた」。6回には左翼フェンス直撃二塁打で追加点につなげた。オリックスの早川スカウトは「逆方向にも飛ばせる。肩も強い」と強打のサードを評価した。
初回は1死三塁から高めのスライダーを右中間へ運ぶ先制の適時二塁打を放ち「スライダーを待っていた。しっかり逆方向に打てて良かった」
3―2で迎えた6回は高めの直球を弾き返した。弾丸ライナーで左翼フェンスに直撃する二塁打を放ち、後続のヒットでホームを踏んだ。貴重な追加点につながった一打を「投手(2番手の中館)も良い球だった。負けないぞという気持ちで自分のスイングをした。高めの直球は好きなので、打ててうれしかった」と振り返った。

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