天理・達孝太投手がセンバツ後の初登板、9球団12球団スカウト視察し巨人・阪神・広島など評価

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春季高校野球奈良大会では、天理高校の達孝太投手がセンバツ後に初めて公式戦で登板し、1回を3人で押さえた。この日は9球団12人のスカウトが視察をしている。

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左脇腹痛から

達孝太投手は193cmから140キロ後半の速球を投げ、センバツでは3試合を投げて防御率1.04と抜群の成績を残した。しかし、459球を投げて仙台育英戦で左脇腹を痛め、東海大相模戦は登板をしなかった。

大会後は回復に努め、キャッチボールを再開したのは4月下旬ごろ、現在では「全く痛みはありません」という状態になった。

この日の春季奈良大会3回戦・平城戦では、180cm左腕で力強い球を投げる森田雄斗投手が先発すると、4回を投げて8者連続三振を奪うなど9奪三振で無失点と圧倒的な投球を見せる。そして5回、達投手がセンバツ以来初となる登板をすると、145キロを記録したストレートなどで押し、ショートゴロ、セカンドゴロ、見逃し三振で3人で押さえ、そのまま10-0のコールドで勝利した。

スカウト絶賛

この日は9球団12人のスカウトが視察に訪れた。

○巨人・渡辺スカウト:「モノが違う。甲子園でスタミナや試合を作れて評価が上がった」

○阪神・山本スカウト:「腕を振って投げられていた。全然、大丈夫。上位候補に違いない」

○広島・鞘師スカウト:「ケガも問題なさそう。浮いた球もなかった」

センバツの投球で、今年の高校生投手として注目される市和歌山・小園健太投手、中京大中京・畔柳亨丞投手に並ぶ存在と評価を受け、この日もその評価のままドラフト上位候補として評価をされている。

いよいよ夏に向けて始動した達投手、このまま駆け抜ければ、秋のドラフト会議では2位までに消えることになりそうだ。

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センバツで「達株」は高騰し、この日は9球団12人のスカウトが集結。回復を確かめた。巨人渡辺スカウトが「モノが違う。甲子園でスタミナや試合を作れて評価が上がった」と話せば、阪神山本スカウトは「腕を振って投げられていた。(脇腹も)全然、大丈夫。上位候補に違いない」と評価した。広島鞘師スカウトも「ケガも問題なさそう。浮いた球もなかった」と振り返る。

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