今年の高校生捕手でトップクラスに評価される県岐阜商の高木翔斗選手が、夏初戦でホームランを放った。この日は、阪神、巨人、中日など複数の球団のスカウトが視察をしている。
大城を右打ちにした感じ
186cm90kgの大型捕手で、その強打を見ると高校通算17本というのは非常に少なく見えるのが高木翔斗選手だが、この日は18本目となるホームランを放ち、プロのスカウトも評価した。
この日は2回、1アウト2塁の場面で打席に入ると、力強いスイングで振り抜いた打球は長良川球場の左中間のフェンスを越える高校通算18号ホームランとなった。先制された初回のその裏に、2アウト3塁の場面でショートゴロに倒れており、「4番が打たないと、と思い、少し力んでしまった」と反省をしていたが、好発進となるホームランとなった。
この日は巨人、阪神、中日などのスカウトが視察し、阪神の熊野スカウトは「打てる捕手として魅力を感じている。巨人の大城を右打ちにした感じ」と評価すると、中日の清水スカウトは「簡単な球ではなかったがスタンドに持っていく力がある」、巨人の木佐貫スカウトも「ノーステップであそこまで飛ばすのはさすが」と、打撃の技術について高く評価した。
これで公式戦2本目とまだまだ少ない印象があるが、昨年は主な大会が中止となったこともあり、この夏は大暴れしそうだ。

プロの注目度も高く、この日も巨人、阪神など複数球団が視察に訪れた。阪神熊野スカウトは「打てる捕手として魅力を感じている。巨人の大城を右打ちにした感じ」と評価する。
これまで追い込まれた時に限っていたノーステップ打法をポイントを前にして打つために今大会は1球目から解禁。スタンドから見守った中日の清水スカウトは「簡単な球ではなかったがスタンドに持っていく力がある」とうなずくと、巨人の木佐貫スカウトも「ノーステップであそこまで飛ばすのはさすが」と口をそろえた。
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