明桜・風間球打投手4回ノーヒットもノーゲーム、9球団スカウトなど高評価

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明桜の157キロ右腕・風間球打投手が甲子園で初登板をしたものの、4回でノーゲームとなった。雨天の投球に出力をかなり抑えての投球だったが、視察したプロ野球スカウトからは評価の声が挙がっている。

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打たせて取ることができた

風間球打投手は初回、雨の中の投球だったが、普段に近いフォームも少し見せ、最速149キロを記録し3人で抑える。しかし2回以降は、マウンドが雨のためにさらにぬかるんだことから、「踏み込んで投げるタイプですが、とっさにセットにしたり、投げやすいフォームで投げました」と、歩幅を狭くし、上体の強さと肩の可動域で投げるようなフォームにした。

球速は140キロ前後まで抑えられものの、カットボール、スライダーなど、持ち味の一つでもある多彩な変化球を織り交ぜ、4回までノーヒットピッチングを続けた。その4回でノーゲームになり、「雨でコントロールは悪かったけど、打たせて取ることができた。ヒット0本に抑えられたのは良かった」と話し、「正直、今日はそういう記録も作りたかったです」とノーヒットノーランも意識していたという。

この日の評価

今日の投球で評価をしている人もいるが、この日のピッチングはいつもの投球ではないので、評価する必要は無い。NPBのスカウトも普段の投球を見ている上で、下記の様に評価している。

○阪神・葛西スカウト:「ストレートは力を入れるのと力まない、2段階で投げている。佐々木朗希選手もそういう投球だった。要所やピンチでワンランク上の球を投げられる。元気な状態で入ってきた。変化球も投げられているし、投球リズムもいい。いい状態で甲子園に入ったと思う」

○巨人・榑松スカウト次長:「下がぬかるんでいたので、多分7、8割の力でバランスを考えて投げていたと思うが、グラウンドコンディションが悪い中、バランスを意識して状況に応じてゲームメークしていた。適応能力を見ることができた。セットにしたり、制球を重視したり、さすが。球速がクローズアップされているが、球速を落としても直球は強いし、球の角度もある。変化球もうまく使っていた。ドラフト1位の選手でしょう」 

○東京ヤクルト・橿渕スカウトグループデスク:「直球と変化球のコンビネーションで、うまく投げていた。モデルチェンジではないが、力だけでなく、こういう投球もできるというのが見られた。自分の中で、状況に応じた投球をしていたのだと思う。」

○中日・松永編成部長:「きょうに関しては、この天候で踏ん張れず下半身が使えていなかったが、いい選手なのは間違いない。足場が気になったかもしれないが、140キロ台後半の真っすぐを投げて簡単にスピードも出る。素材はいい。間違いなく上位候補になると思います。」

○広島・白武スカウト部長:「球は速いし、素材的にも将来性がある。体の大きさ、エンジンが大きいし、肘の使い方がいい。球を隠して後ろに持ってきている。」

○横浜DeNA・河原スカウトグループリーダー:「今日は少し力みが感じられたが、直球のパワーは十分。出力がある。球速も出るし、高校生の中では間違いなくトップクラスの投手。」

○オリックス・牧田編成副部長:「雨でマウンドの土がゆるみ、踏ん張りがきかない状態でも、しっかりボールを投げられていた。春先から継続して見ている中で、ポテンシャルの高さ、すごさは十分。令和の時代に、これまでの記録を塗り替えていけるくらいの期待を持てる選手の1人。高3の中での逸材。」

○福岡ソフトバンク・永井スカウト部長:「コンディションが良くなかったので今日は彼の100%ではないと思うが、いい投手。角度もあるし、腕の振りもいい。上位候補に入ってくる。」

○北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「グラウンド状態や甲子園初戦といった、いろいろ配慮しないといけない点がある中、準備し、立ち向かっていく姿は見られた。4回は、これからギアを上げるぞというところで終わった感じだったが、ところどころ低めにいく直球があり、片りんは見えた。」

3年時夏の甲子園のタイミングでは、スカウトは既に投手の力については評価済みで、他に見る点としては、大舞台でのマウンド上の動きだったり、登板前後の姿勢、登板していない時の姿勢など、投球以外を見ていることも多い。

ドラフト会議でのドラフト1位指名は確実で、あとは、市和歌山の小園健太投手、高知の森木大智投手投手と迷う所を、最終的に指名をするためのポイント探しという所だ。この甲子園でノーヒットノーラン、または158キロという数字を出せば、スカウトも球団もファンも、「風間投手1位」という流れができることになる。

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阪神葛西スカウト ストレートは力を入れるのと力まない、2段階で投げている。佐々木朗希選手もそういう投球だった。要所やピンチでワンランク上の球を投げられる。元気な状態で入ってきた。変化球も投げられているし、投球リズムもいい。

巨人榑松スカウト部次長 下がぬかるんでいたので、多分7、8割の力でバランスを考えて投げていたと思うが、適応能力を見ることができた。セットにしたり、制球を重視したり、さすが。球速がクローズアップされているが、球速を落としても直球は強いし、球の角度もある。変化球もうまく使っていた。 

阪神・葛西稔スカウトは「さすがに力んでいた印象だが、地区大会の疲れも取れた感じだ。ギアを切り替えることのできる投手で、中盤から終盤での投球を見たかったが、甲子園を一度経験したことで、また次回は変わってくるはず。間違いなくトップクラスの投手」と再試合の投球に期待を寄せていた。

巨人・榑松伸介アマスカウト統括は「スピードがクローズアップされるが、グラウンドコンディションが悪い中、バランスを意識して状況に応じてゲームメークしていた」と評価。ソフトバンク・永井智浩スカウト部長は「コンディションが良くなかったので今日は彼の100%ではないと思うが、いい投手」と話した。

 対応力の高さに、ネット裏のスカウト陣も目を見張った。巨人・榑松アマスカウト統括は「7~8割の力で変化球をうまく使いながら投げていた。スピードがクローズアップされがちだけど、試合の状況に応じて投げるピッチングセンスもかなり高い」とうなった。直球についても「ボールに力があるし、角度がいい」と改めて評価した。

バックネット裏からの評価は揺るぎない。「力を抑えた投球もできるのはさすが。ドラフト1位の選手でしょう」と巨人・榑松スカウト部次長。阪神・葛西スカウトも「いい状態で甲子園に入ったと思う」と仕切り直しでのパフォーマンスに期待を込めた。

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