明桜・風間球打投手が150キロ記録し140球完投、阪神・西武・巨人・中日・オリックス・楽天・日本ハムなど評価

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明桜の157キロ右腕・風間球打投手が、仕切り直しの甲子園初戦に登板し、最速150キロの速球などで140球、9回を2失点に抑えて完投勝利を挙げた。

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自己採点は60点

4回をノーヒットに抑えたもののノーゲームとなった前の試合よりも、この日はストレートに力が入り、140キロ後半の球を投げていた。しかし、シュート回転したり、コントロールもばらつきがあり、そしてストレートに狙いを定めた帯広農の打線に強い当たりで弾き返された。

それでもカーブ、スライダー、フォーク、チェンジアップなどの変化球を駆使すると、ピンチではさらにギアを上げる投球で、最速は150キロを記録し、試合終盤になると「真っすぐしか狙っていなかったので、緩急を使って投げようと」と変化球を中心に切り替え、5回以降は無失点に抑えた。9回7安打10奪三振2失点、140球を投げて完投した。

投球について、「勝ててすごくうれしいです」と話したものの、「60点ぐらいです」と自己採点した。

プロスカウトの評価

プロのスカウトの評価は以下の通り。

○巨人・榑松アマスカウト統括:「順延が続いてコンディションを整えるのは難しい中、ゲームをつくるのはさすが。要所で投げるボールは力があるし一級品。」

○中日・米村チーフスカウト:「球が速いのが最大の魅力。セットポジションで球威が落ちるなど現時点で課題はあるが、素材は素晴らしい。」

○阪神・葛西スカウト:「調整も難しくて変化球の精度にもばらつきはあったけど、ストレートをしっかり投げ切れていた。内容は良かったと思う。彼の良さは球威とともに相手に向かって投げていく気持ちの部分。そこも見せてもらいました。攻めの投球ができていた。強い速球をキープできていた。ピンチからの投球がうまい。速球、変化球ともによかった。」

○西武・潮崎編成グループディレクター:「春や夏の秋田大会など、もっといい時を知っている。今日は変化球が決まらなかった。それでも、力を入れたら150キロ。ポテンシャルは、今回出ている選手の中では群を抜いている。」

○オリックス・牧田編成副部長:「数字は別として、打者に向かっていく気持ちはノーゲームのときよりも出ていた。伸びしろ、ポテンシャルは一番じゃないかな。持っているものが違う。ものすごい投手。」

○東北楽天・後関スカウト部長:「下半身がしっかり使えているボールが低めに行く。ボールの角度が他の投手と違うことも魅力でしょう。将来はローテーション投手に入ってくることも期待できそう。」

○北海道日本ハム・大渕スカウト部長:「真っすぐの速さ、リリースの角度が他の投手と違う特徴のある投げ方が魅力だと思います。角度と強さを確認できた。フォークボールも要所でよかった」

全体的に、ストレートの力、角度、気持ちの強さなどを評価するコメントが多く、秋田大会よりは本調子ではない、という印象のコメントが出ている。

また、横浜DeNAの元スカウト部長・吉田孝司氏も「「間」ができてくれば、狙われても直球でもっと空振りが取れるし、変化球も切れが出てくる。具体的には股関節を柔らかく使うことだ。高校時代の大谷はその柔らかさがあった。ただ、上半身と下半身が合ったときのボールは、シュート回転せずに威力があった。」と評価した。

個人的にも、ノーゲームとなった試合よりは、風間投手らしい角度のあるストレートが見られたが、昨年や今年夏の秋田大会のピッチングよりも、ストレートの球威、質、変化球の大きさや速さなどは足りないと感じた。

プロのスカウトももちろん、本来の投球を見ており、既に評価は固まっていると見られ、この日の投球でどうということはないが、この日はマウンドでの姿勢や気持ちの強さなどを見れたのではないかと思う。

ドラフト1位指名は間違いなく、小園投手、森木投手と最後にどこを比較していくのか、プロ側の判断が注目される。

2024年度-高校生投手のドラフト候補リスト
ドラフト候補の評価や動画、みなさまのコメントを紹介します

▼巨人榑松伸介アマスカウト統括 順延が続いてコンディションを整えるのは難しい中、ゲームをつくるのはさすが。要所で投げるボールは力があるし一級品。

 ▼中日米村明チーフスカウト 球が速いのが最大の魅力。セットポジションで球威が落ちるなど現時点で課題はあるが、素材は素晴らしい。

 ▼阪神葛西稔スカウト 調整も難しくて変化球の精度にもばらつきはあったけど、ストレートをしっかり投げ切れていた。内容は良かったと思う。彼の良さは球威とともに相手に向かって投げていく気持ちの部分。そこも見せてもらいました。

▽阪神葛西スカウト 攻めの投球ができていた。強い速球をキープできていた。ピンチからの投球がうまい。速球、変化球ともによかった。

▽西武潮崎編成グループディレクター 春や夏の秋田大会など、もっといい時を知っている。今日は変化球が決まらなかった。それでも、力を入れたら150キロ。ポテンシャルは、今回出ている選手の中では群を抜いている。

7安打、10奪三振、2失点の140球完投に自己採点は「60点くらいです」と高くないが、日本ハム・大渕スカウト部長は「真っすぐの角度と強さを確認できた。フォークボールも要所でよかった」と評価した。

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 【吉田孝司氏が見た風間球打】筋力があり、均整が取れている。腕の振りはいいし、投げ方に変な癖もない。それが風間を初めて見た時の印象だ。この日も140球を投げたが球威は変わらなかった。スタミナもある投手だと思う。騒がれている通り、確かに素材は面白い。
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