県岐阜商が明徳義塾に敗れ、初戦で姿を消した。今年の高校生NO.1捕手と注目される高木翔斗選手は、試合後にプロ志望を表明した。
4打数ノーヒット
明徳義塾と対戦した県岐阜商は、2回にスクイズ失敗、そして守備でもミスが相次ぐ場面も見られるなど、らしくない部分が現れ、明徳義塾にスキを与えて得点を許した。
それでも、最後はサヨナラで敗れたが、2点を奪って同点に追いつき、また、エース・野崎慎裕投手、2年生の小西彩翔投手も好投を見せた。リードした主将の高木翔斗選手は、明徳義塾に食い下がれた事について評価をした。
しかし、この日は明徳義塾の代木大和投手に4打数ノーヒットに封じられた。「仲間ともっと一緒に戦いたかった。先輩たちの分も勝てなくて悔しい」と話し、「この代で日本一を取ろうとやってきた。勝ちきれなかったのが悔しい」と悔しさをにじませた。
将来について聞かれた高木選手は、「プロ志望届は出します。上の世界でレベルアップをしたい」と話し、「フィジカルももっと鍛えていきたい」と前を向いた。
視察した中日・米村チーフスカウトは「広角にしっかり打てる。捕手としては春に比べて横の動き、送球も良くなった。捕手として十分評価できる」と評価した。
センバツでは市和歌山の小園健太投手と初戦でぶつかり、3打数1安打に抑えられた。この夏も好投手の前に4打数ノーヒットで初戦で敗退し、大舞台での高木選手の良い打撃は見られなかった。
それでも、体の大きさがあり、スローイングの強さ、そしてチームを引っ張る姿勢など、多くの面で評価は高く、ドラフト会議では3位前後で指名されると予想する。打撃については課題もあるが、プロでの活躍を期待したい。
1メートル86、88キロで通算20本塁打の大型捕手・高木翔斗主将も6回無死三塁の追加点機に遊ゴロに倒れるなど4打数無安打。「仲間ともっと一緒に戦いたかった。先輩たちの分も勝てなくて悔しい」と昨年夏の交流試合(明豊戦)、今春選抜(市和歌山戦)に続き、甲子園で勝てなかったことに責任を感じた。「プロ志望届は出します。上の世界でレベルアップをしたい」と挑戦を誓った。
今後について「上の世界でレベルアップしてやっていきたい」とプロ志望届を出す考えを示した。
高校通算20本塁打、遠投105メートルで186センチ、88キロの大型捕手。6、8回の好機に凡退するなど4打数無安打に終わり「入学前から“日本一をとる”と誓って集まったメンバー。とても悔しいです」。今後は「フィジカルももっと鍛えていきたい」と屈辱を糧に、プロの世界を目指す。
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