昨年12月に両肩の胸郭出口症候群のための手術を受けていた花巻東の佐々木麟太郎選手が、2月下旬からスイングを開始し、またキャッチボールも再開しているという。
打撃練習も近日中に
高校1年生で通算50本塁打を放ち、来年のドラフトの超目玉と注目される佐々木麟太郎選手、昨年12月に肋骨の一部を除去するなどの手術を受けており、1月のセンバツ出場校発表時もノースイング、ノースローの状態だった。
しかし、当初の予定よりやや遅れたものの、2月下旬からバットを振り始めると、キャッチボールも再開したという。「ここ最近、バットを振り始められるようになってきた。」と話す。
それでも「自分の感覚では半分にも満たないぐらい」というスイングだが、「打つことも投げることもセンバツまでにフルに持っていきたい」と話す。高校野球は3月5日から練習試合解禁となり、花巻東も3月18日開幕のセンバツ大会に向けて関西遠征がスタートするが、「何とかセンバツまでに状態を戻したい。」と、近日中に打撃練習も開始する予定だ。
父親の佐々木洋監督は「本来なら、けがをしなければ、一冬でピッチャーをさせたいと思っていた」と話し、投手構想もあったという。しかし、「長期的に見て、このオフの期間に手術をした。」と、少年野球時代から見られた肩や腕の痺れを治す決断をした。そして、「どうしてもセンバツにと焦る気持ちが本人にもすごくあるので、ブレーキをかけながらですね」と話し、無理はさせない方針も示した。
4日には組み合わせ抽選が行われ、5日には練習試合が解禁となる高校野球、佐々木選手は今年も注目されるが、3年生となる来年、そしてその後はプロ野球などで活躍が期待されるスラッガーとなる。自分の状態を冷静な目で見て、また周囲の意見をしっかりと聞いて成長をしてほしい。
投手としても非常に興味があり、夏や来年にその姿も見られるかもしれない。

術後はノースイング、ノースローだったが、2月下旬頃からバットを振り、キャッチボールができるまでに回復した。フルスイングと比較すると「自分の感覚では半分にも満たないぐらい」と言うが、「打つことも投げることもセンバツまでにフルに持っていきたい」と話す。近日中には関西遠征がスタート。同期間中には本格的な打撃練習を再開させ、練習試合出場と本番に向けて徐々に強度を上げていく。

センバツ開幕まで3週間を切って、どこまで間に合うかは不透明。昨秋も3番を打った主砲が不在となれば影響も大きいが、佐々木洋監督(46)は無理をさせない考え。「長期的に見てオフに手術した。センバツも大事だが夏もあるので、センバツに向けて(本人が)焦る気持ちもあると思うが、ブレーキをかけるのも必要。注意している」と話し、不在の場合のオプションも準備し、麟太郎が最大目標に掲げる「岩手から日本一」を目指す。



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