186cm89kgの体から最速147キロの速球を投げ、複数球団が注目する常葉大菊川の安西叶翔投手が、春季静岡大会の西部ブロック1回戦で登板した。
4回5奪三振
袋井商との初戦で、5回から2番手で登板した安西叶翔投手は、声を挙げながらの気迫を込めた投球を見せる。8回には2アウト満塁のピンチとなったが、力でショートゴロに打ち取り、4回を投げて2安打5奪三振で無失点に抑えた。
安西投手は恵まれた体から、最速147キロの速球を投げ、昨年秋からすでに複数球団のスカウトが公式戦や練習試合を視察している。「下級生の時から投げていたが、大会前の練習試合で一番打たれていた」と石岡監督は話し、今大会も背番号11を背負う。安西投手も「最近自分のピッチングができていなかった」と話し、現在は「一から土台づくりをしている段階」とフォームの修正をおこなっている途中だという。
それでも、「久しぶりの公式戦。絶対に勝たないといけなかったので気合が入った」ととにかく腕を振り、ストレート、スライダーの力で抑えた。「このままフォームを固めていけば、順調に上がっていくと思う」と手応えを口にした。
スケールの大きな速球派右腕投手。この春の大会でどのくらい成長し、夏に威力ある球を見せてくれるのか、非常に楽しみだ。

昨秋から複数球団のスカウトが公式戦や練習試合を視察。そんなプロ注目右腕だが、特別扱いは一切ない。石岡諒哉監督(32)は「下級生の時から投げていたが、大会前の練習試合で一番打たれていた」とエースナンバーではなく背番号11を託した。安西は「最近自分のピッチングができていなかった」とフォーム固めを徹底。右足のタメから左足への体重移動など「一から土台づくりをしている段階」と明かした。

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