来年のドラフト注目選手の1人、九州国際大付の佐倉侠史朗選手が、春季九州大会の東明館戦で2ランホームランを放った。
ライトスタンド中段に
佐倉侠史朗選手はこの日、4回ノーアウト2塁の場面で、インコースのカーブを振り抜くと、打球はひなたサンマリン宮崎球場のライトスタンドの中断に飛び込むあたりとなった。「入ったなと思った」と確信してベースを周った。
今年、センバツで注目をされ、3試合で11打数4安打2打点もホームランは打てなかった。「レベルが高いところでも長打を打たないといけない」と、センバツ後に戻ってから打撃フォームの改造を行い、体を深く沈ませる形から重心を少し高くし、さらに、オリックス・吉田選手を参考にフォロースルーを大きくした。「打球が上がるようになった。しっかり力強いバッティングができるようになった」と話す。
体も6kg増やして110kgとし、センバツ後の練習試合では3本塁打を放っているという。来年は花巻東の佐々木麟太郎選手、広陵の真鍋慧選手と共にスラッガーとして注目されそうだが、どんどん進化をして歩を緩めることなく進んでいく。

福岡に戻ってから打撃フォームの改造に着手した。体を深く沈み込ませる構えから、重心を少し高くするフォームに修正。さらにオリックス吉田正を参考にフォロースルーを大きくした。「打球が上がるようになった。しっかり力強いバッティングができるようになった」。選抜後の練習試合では3本塁打をマーク。筋トレなどで体重は6キロ増の110キロとパワーアップし、手応えを持って宮崎に乗り込んできた。

主砲の爆発に、元プロの楠城徹監督(71)は「全然打ってなかったけど、久しぶりだね」とご満悦。5回無死二塁では右翼へ飛球を放ち、走者を三塁へ進めた。「みんな期待されるから大振りになってしまうけど、進塁打は良かったね」とチーム打撃に徹する姿にも目を細めた。
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