東奥義塾で、投げては148キロ、打っても高校通算23本塁打の遊撃手・中田歩夢選手に、2球団4人のスカウトが注目した。
送球が安定している
三沢高との対戦となったこの日、0−0で迎えた6回2アウト2塁の場面で中田歩夢選手が打席に立つと、外角のスライダーをうまく流してレフト前に運んだ。タイムリーヒットとなったがこの1点が決勝点となり、1−0の厳しい戦いを制した。
2番ショートで出場した中田選手、遠投120mの肩を持ち、投手として148キロを記録する。この日は守備でも5回ノーアウト2塁の守備で、打者がバントを見逃すと二塁ランナーが飛び出し、捕手は二塁へ送球をするとランナーは3塁を狙った。しかし、捕球した中田選手が三塁へ素早く送球し、三塁でタッチアウトにした。
この日は、岩手の盛岡中央・齋藤響介投手の視察に訪れていた多くのスカウトが、その試合が中止となったために、2球団4人のスカウトがこの試合を視察しに訪れた。北海道日本ハム・白井スカウトは「148キロが出るような肩の強さ。送球が安定している」と評価した。
将来的にプロ入りを目指す中田選手だが、このような縁によって人生が導かれる事もある。この縁がつながってくかどうか注目したい。


「根尾2世」の守備に2球団4人のスカウトの眼光が鋭く光った。5回無死二塁。打者がバントの構えから見逃すと、二塁走者が飛び出した。捕手からの送球を中田が捕球した時には走者は三塁に到達寸前。そこからグラブを突き破る勢いで送球し三塁タッチアウト。次打者は三遊間への打球。今度は水切りのように鋭いワンバウンド送球で刺した。高校生離れした好守連発。日本ハム・白井康勝スカウトは「148キロが出るような肩の強さ。送球が安定している」と評した。
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