盛岡中央の152キロ右腕・齋藤響介投手が1安打19奪三振完投、4球団9人視察し中日・阪神・日本ハムが高評価

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盛岡中央の152キロ右腕・齋藤響介投手が、この日の3回戦・盛岡市立戦で先発し、9回1安打19奪三振1失点の快投を見せた。この試合には中日、阪神、日本ハムなど4球団9人のスカウトが視察をした。

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最速は150キロ

2回戦で152キロを記録した齋藤響介投手は、この日は中1日での登板となったが、初回の先頭打者から4者連続三振を奪うなど絶好調だった。この日の最速150キロ7回も記録し、次々と三振を奪っていく持ち前のスタイルで、9回129球を投げて19個の三振を奪った。

9回も148キロのストレートで2三振を奪って締めた。「ねじ伏せるつもりで、どんどん強い球を投げた」と圧倒した。鋭く曲がるフォークボールやカットボールをうまく使う。これで3試合で21回を投げて奪った三振34奪三振、奪三振率は14.57と圧倒的な高い数字を残している。

この日は4球団9人のスカウトが視察し、阪神と中日は首脳クラスが視察した。

○中日・米村チーフスカウト:「初めてみました。小さいテークバックのフォームはウチの高橋宏斗みたいですね。参考にしているんじゃないでしょうか。フォームがそっくりです。力強い真っすぐだけではなくて、カットボールなど変化球で空振りを奪うテクニックもある。良い投手ですね。」

○中日・八木スカウト:「春に比べて出力の上げ方が変わった。高校生でこれだけ投げられたら十分。うちで言うと高橋のよう」

○阪神・畑山アマ統括スカウト:「春先に見た時は直球が142キロくらいだった。この短期間でこんなに力強くなった。腕の振りも鋭く球の強さがすばらしい。春と体つきは変わっていないが、暖かくなって体が生きてきたと思う。変化球も思った以上に投げることができた。まだまだ体が出来上がっていないので、伸びしろがある。これから楽しみです。」

○北海道日本ハム・白井スカウト:「直球の質がいい。キレも、コントロールもね。力んでの150じゃない。あの体でどこからそんなパワーが出るんだろう」

齋藤投手は昨年もかなり良い球を投げていたが、ストレートは余裕を持って150キロを出せるようになり、また変化球の曲がりの幅が大きくなった。速く鋭くだけでなくタイミングを外す所はしっかりと外し、ストレートとの緩急がつくようになった。

プロ入りを目指す齋藤投手だが、その前の目標である甲子園出場も、花巻東、盛岡大付などを倒して手にする力は十分にある。

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 ギラギラと照りつける太陽の下、無尽蔵のスタミナが光った。盛岡中央が6―1とリードして迎えた9回。最速152キロ右腕・斎藤響介(3年)は「最後はねじ伏せる気持ちで」とギアを上げた。二者連続三振を奪うと、129球目は146キロ直球。見逃し三振に仕留めてマウンド上で、にっこりと笑った。

▼中日・米村明チーフスカウト 初めてみました。小さいテークバックのフォームはウチの高橋宏斗みたいですね。参考にしているんじゃないでしょうか。フォームがそっくりです。力強い真っすぐだけではなくて、カットボールなど変化球で空振りを奪うテクニックもある。良い投手ですね。

 ▼阪神・畑山俊二アマ統括スカウト 春先に見た時は直球が142キロくらいだった。この短期間でこんなに力強くなった。腕の振りも鋭く球の強さがすばらしい。春と体つきは変わっていないが、暖かくなって体が生きてきたと思う。変化球も思った以上に投げることができた。まだまだ体が出来上がっていないので、伸びしろがある。これから楽しみです。

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見守った4球団9人のスカウトも絶賛の嵐だ。中日・八木スカウトは「春に比べて出力の上げ方が変わった。高校生でこれだけ投げられたら十分。うちで言うと(20年ドラフト1位の)高橋(宏斗)のよう」と目を細めた。日本ハム・白井スカウトは「直球の質がいい。キレも、コントロールもね」と評した。

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