センバツ準優勝の近江はこの日、エースの山田陽翔投手がこの夏、初登板すると、3回に自己最速タイの149キロを記録した。「ようやく夏が始まった感じ。」と話した。
149キロ
伊吹との準々決勝で先発した山田陽翔投手は、初回から2者連続三振を奪うなど、この夏の初登板を楽しむように力を入れた。3回には2アウトから9番打者に、自己最速タイの149キロを記録し、好調をアピールした。
6回2アウトまでパーフェクトピッチングを見せたが、18人目の打者のショートゴロが、ワンバウンド送球となりファーストが捕球できず、記録は内野安打と判定された。それでも「夏は何が起こるか分からないので、次の打者を全力で抑えようと思いました」と次の打者をショートゴロに抑えた。6回1安打9奪三振で無失点、試合は6回コールドとなり完封で勝利した。「ようやく夏が始まった感じ。」と話した。
この試合には8球団のスカウトが視察し、巨人は水野スカウト部長など3人態勢で視察した。
巨人・水野スカウト部長:「春から見続けてきたのを確認したが、やはりすばらしい選手」
東北楽天・後関スカウト部長:「投手で十分いける。ボールが強いし、コントロールも思った以上にいい。何よりハートが強い。プロ向きです」
広島・田村スカウト課長:「山田君の投打への球場内の反応を見ても、すごく人気があるのが分かる。投打、走塁、すべてに素晴らしい選手です」
阪神・筒井スカウト:「どんなときでも何があっても、山田君にはぶれない気持ちの強さがある。それが投球に表れています。腕の振りに対するコントロールという点でも高校トップ級。打っても投げても主役になる」
山田投手はいぜんに対談の中でも150キロを目指しているが、なかなか突破できず「あと1キロくらいどうにかならないか」と嘆くほどだったが、この日も最速は149キロで、「149キロですか。150キロの壁も感じた。でも、それを出すのは甲子園だと思っている」と話した。


ドラフト上位候補の初登板に8球団のスカウトが集結。3人態勢で視察した巨人・水野雄仁スカウト部長は「やはりすばらしい選手」と絶賛し、投打両面を評価する阪神・筒井和也スカウトは「腕の振りに対するコントロールという点でも高校トップ級。打っても投げても主役になる」とスター性も評価した。

6回2死から内野安打を許し、パーフェクトこそ逃したが、9奪三振で、外野に飛んだのは1度だけという圧巻の内容。巨人・水野雄仁スカウト部長も「春から見続けてきたのを確認したが、やはり素晴らしい選手」と高評価。自身3季連続の甲子園へ、あと2勝だ。

▽楽天・後関スカウト部長「投手で十分いける。ボールが強いし、コントロールも思った以上にいい。何よりハートが強い。プロ向きです」



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