近江・山田陽翔投手がプロ志望表明「どちらでも準備するが自信あるのは投手」

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夏の高校野球甲子園大会は準決勝が行われ、近江はプロ注目のエース・山田陽翔投手が7回途中まで5失点で降板し、2−8で下関国際に敗れた。試合後にプロ志望を表明した。

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自信があるのは投手

この日、この夏の甲子園で5度目の先発のマウンドに立った山田陽翔投手は、初回に味方のエラーから1失点、3回には1アウト満塁から暴投で1失点をした。

6回には先頭から2者連続四球を与えると、1アウト後に2点タイムリーを浴びる。7回も連打と犠飛の後に四球を与えた所で降板した。最速は148キロを記録したが制球が定まらず、高めに浮く球もあり、7回途中までに7つの四球を与えた。6回2/3を投げて7安打7奪三振5失点、山田投手の夏が終わった。

試合について山田投手は「エンジンがなかなかかからない。四球がすごく多くて負けに直結した。打者1人1人が考えていて、すごく投げづらかった」と話し、本調子ではなかったことや下関国際打線の力を認めた。

1年夏からその力を見せていた山田投手。昨年夏は準決勝まで、今年春のセンバツは決勝まで、そしてこの夏も準決勝までと、近江を上位へと導いた。甲子園11勝、通算115奪三振という記録を残した。「小さい頃からのあこがれの場所。これだけたくさんの試合をやらせてもらって、この貴重な経験を生かせるように頑張りたい」と話し、甲子園を振り返った。

そして前を向く。今後について聞かれると、「プロ野球にいけるのであれば、いかせていただきたいと思っています。プロ志望届は出します」とプロ志望を表明し、「どちらでも準備しています。自信を持っているのは投手かなと思います」と話した。

山田投手は4番バッターとしても高校屈指のスラッガーとして評価をされている。しかし、投手として挑戦したいという思いを持っており、プロ側も基本的には投手として評価している。

これからおそらくU18代表、そして国体など、山田選手の高校野球はもう少し続きそうだが、プロに入りどのような成長と活躍を見せてくれるのか、楽しみにしている。

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