秋季高校野球岩手大会は決勝が行われ、花巻東が佐々木麟太郎選手の2本塁打などで専大北上を突き放し、13-3で勝利し優勝した。
2本塁打
佐々木麟太郎選手はこの日、3番ファーストで出場すると、初回の第1打席にレフトフェンス直撃の先制タイムリー2ベースヒットを打った。
これで乗ると、2回の第2打席ではライト前にタイムリーヒット、そして3回にはバックスクリーン左に89号3ランホームラン、6回の第4打席ではライトスタンドに90号ホームランを放った。第5打席はサードフライだったが、5打数4安打6打点の大活躍を見せた。89号ホームランについては「泳がされることなく打てた」と逆方向への当たりだったが打球がぐんぐん伸びた。
これで今大会は14打数10安打3本塁打10打点、手がつけられない状況となり岩手大会優勝に貢献した。またこの日は、移転のために来年3月に閉鎖される岩手県営球場の高校野球主要大会のラストゲームとなり、佐々木選手は「小さい頃から県営球場で先輩方の試合に何度も足を運んできた。実際にプレーできて幸せでした。熱く長い歴史をつくってくれた県営球場に感謝して誇りに思っています」と話した。
県営球場に2本塁打で別れを告げた佐々木選手、次は東北大会で火を吹き、来年のセンバツで甲子園でのホームランを期待したい。

菊池雄星、大谷翔平、佐々木朗希…。怪物たちは、この岩手県営野球場で数々の伝説を刻んだ。その球場で行われる高校野球の主要大会におけるラストゲーム。佐々木麟が活躍するのは必然だった。
「小さい頃から県営球場で先輩方の試合に何度も足を運んできた。実際にプレーできて幸せでした。熱く長い歴史をつくってくれた県営球場に感謝して誇りに思っています」

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