秋季高校野球近畿大会は、大阪桐蔭が報徳学園に勝利し大会を制覇した。2年連続となる明治神宮大会出場となった。
9奪三振完封
近畿大会決勝は報徳学園との対戦で、報徳学園も来年のプロ注目の盛田智矢投手、堀柊那捕手のバッテリーが注目されている。
その報徳学園は1年生の間木投手が粘りの投球を見せると、盛田投手がリリーフし、堀捕手の好リードで大阪桐蔭打線を8回1失点に抑えた。しかし大阪桐蔭は、来年のドラフト会議で1位指名が有力と言われる左腕・前田悠伍投手が、最速144キロのキレの良い速球を、インコースやアウトコースのギリギリにコースに投げ込み、決め球でも多彩な変化球を使って報徳打線を翻弄し、9回3安打9奪三振で完封した。
「なんとしてでも、勝つことを目標に臨んだ。1点差だったのでより一層、気持ちを入れて投げてました」と話す前田投手に、この日、視察したオリックスの谷口スカウトも「初回だけ少し荒れていましたけど、だんだん良くなってきた。修正力がある」と評価した。
攻撃面でやや課題を見せた大阪桐蔭は、西谷監督が「バントができていないし、最後も不細工な終わり方。今から帰ってすぐに練習しないといけない」と話したものの、これで2年連続明治神宮大会出場が決まり、全国大会4冠の可能性が出てきた。
前田投手も来年に向けて素晴らしい投球を見せた。まずはこの秋に全国を制し、この冬にどんな成長を見せるのか注目したい。

この日は最速144キロを計測した直球を軸に、相手打線をねじ伏せた。計122球で9三振を奪い、残塁13で1得点と苦しんだ打線をカバー。視察したオリックスの谷口悦司スカウトからも「初回だけ少し荒れていましたけど、だんだん良くなってきた。修正力がある」と評価された。



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