【2023年ドラフト展望】高校生編、佐々木麟太郎の年になるか

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2023年のドラフトの展望について予想してみます。まずは高校野球編

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佐々木麟太郎の年になるか

高校生で最も注目されるのは、やはり現時点で高校通算106本塁打を放っている花巻東の佐々木麟太郎選手になる、恵まれた体に、全体を使ってスイングができるところが1年時から評価され、その評価に違わないペースでホームランを量産し続けた。

昨年の12月に両肩などの手術を行ったが、復帰後もそのペースは落ちなかったところも評価できる。守備位置がファーストという点は、球団によっては手を引く根拠になるかもしれないが、サードなど他のポジションでもプレーも見られそうで、それがどのように評価に、そして打撃に影響をしてくるか。

また、昨年春のセンバツに出場したものの、火を吹くことができなかった。手術明けということもあるが、やはり大舞台でのホームランというのは、ドラフト指名に勢いをつける。今年はセンバツ出場は厳しいため、夏の甲子園への出場、そしてそこでのホームランが一つのポイントになりそう。それがなくてもドラフト1位で数球団が指名して来ることが予想されるが、それが出れば、清宮幸太郎選手のように7球団競合という可能性もある。

2017年も清宮選手、そして安田尚憲選手、村上宗隆選手、そして夏の甲子園で6本塁打を放った中村奨成選手というスラッガーが揃った年だったが、清宮選手に7球団の指名が集まった。清宮選手の指名を外した球団が安田選手、村上選手の指名に流れ、それを外し他球団がというドラマが見られた。

今年も広陵の真鍋慧選手、九州国際大付の佐倉侠史朗選手、鹿児島城西の明瀬諒介選手というスラッガーがおり、真鍋選手が中村選手、佐倉選手が村上選手に近い匂いがする。佐々木選手がずば抜けた存在となるか、それとも真鍋選手、佐倉選手が肩を並べる形でドラフト会議を迎えるかも興味深い。

投手も

2017年と違うのは、今年は投手の逸材も豊富ということだ。左腕の大阪桐蔭・前田悠伍投手は球速は最速148キロだが、球のキレと制球力、変化球の使い方を含めてすでに完成度の高い投手である。課題といえば高校1年の頃の鋭さが、昨年はまとまってきた印象もあり、3年で球威を含めた力強さがどれだけアピールできるか。最上級生で、勝たなければならないチームにいる中で、どのようなアピールができるか注目したい。

そして左腕で前田選手のライバルになりえるのが享栄の東松快征投手。こちらは152キロのストレートを中心に高めの球の勢いで勝負するタイプだが、変化球やコントロールも悪くない。東松投手の場合は大舞台を踏み、そこでどのような投球を見せるかがポイントになりそうだ。

他にも151キロの速球を投げる専大松戸の平野大地投手、東海を代表する速球派の149キロ右腕・東邦の宮國凌空投手、186cmの長身右腕で総合力も高く、149キロの速球を投げる滝川二の坂井陽翔投手、小柄ながら1年時から148キロの快速球を投げている藤蔭の松石信八投手など各地に速球で勝負できる投手がおり、北海の熊谷陽輝投手、日本文理の高橋史佳投手など、地方を代表しそうな投手もいる。

そして、東京には187cm97kgの明大中野・中村海斗投手、192cm85kgの修徳・篠崎国忠投手、190cm95kgから148キロを投げる東海大菅生・日當直喜投手、まだ実戦経験は少ないものの中学時から注目されている190cm89kgの大型左腕・針金侑良投手など、怪物に化けそうな投手が大勢おり、地方や関西が目立つ中で東京の逆襲も期待できる。

横浜の杉山遙希投手、星稜の武内涼太投手は下級生の頃から上級生を上回る投球を見せており、高田の中山勝暁投手は夏の短い期間でインパクトを与える投球を見せていた。昨夏の覇者・仙台育英にも高橋煌稀投手など強力投手陣が残っている。他にも楽しみな投手が大勢いる。

他のポジション

毎年注目される遊撃手は捕手のポジションでは、まず捕手としては報徳学園の堀柊那選手が注目される、二塁送球1.8秒の強肩に、打撃でも光るものがありスカウトもすでにマークを続ける。

遊撃手の候補としては、高校1年の夏の甲子園でサヨナラホームランを放った緒方漣選手が、二遊間としても評価できる守備を見せる他、国学院栃木の原野泰成選手も甲子園で評価された。他にも大阪桐蔭の小川大地選手、広陵の小林隼翔選手、仙台育英の山田脩也選手といった名門校の遊撃手も注目されるが、現時点で指名確実レベルと言う選手はいない。

外野手では三重高の野田泰市選手がシャープな振りを見せており、長打力もあるがアベレージを残すタイプになるかもしれない。守備でもスピード感がある。横浜の萩宗久選手、智弁和歌山の中塚遥翔選手、倉敷の原成偉斗選手といった体に恵まれた選手がホームランを量産してくるかも注目したい。

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