センバツは今日、準決勝の2試合が行われる。報徳学園は準々決勝で8番を打った林純司選手が、ここまで2試合で完投している大阪桐蔭の前田悠伍投手の攻略にかかる。
中学時代にバッテリー
中学時代に湖北ボーイズでプレーしていた林純司選手は、前田悠伍投手とバッテリーを組んでいた。報徳学園に進学を決めた林選手は、大阪桐蔭に進学する前田投手と「甲子園の決勝で会おうな」と約束を交わした。
そして3年後、準決勝の場で二人が対戦する。前田投手はドラフト1位候補で世代NO.1左腕と評価されるようになり、今大会でも2試合に完投し、19回2/3を投げて27奪三振を記録している。絶対的な投手となった。
対する林選手は1回戦は代打で出場し1打数ノーヒットだった。しかし2回戦の東邦戦で9番セカンドで出場すると4回にはホームランを放つなど4打数3安打1打点の活躍を見せ、準々決勝の仙台育英戦でも8番を打ちプロ注目投手陣から3安打を記録、ここまで10打数6安打1本塁打の活躍を見せている。
そして、今日対戦する前田投手の攻略にも自信を見せる。中学時代にリードをしていた経験から、「次、この球を投げたいだろうなと、分かります」と話す。昨年も対戦をしている二人、近畿大会決勝では大阪桐蔭が1-0で勝利し、林選手は3打数ノーヒットに終わっていた。林選手は「秋に負けて、冬は桐蔭を一番意識してやってきた。やっとやり返せるという気持ちでいます」と気合を込める。
二人の対戦の場面だけは、二人の世界で思う存分戦ってほしい。
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2023年03月31日
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