最速149キロの速球を投げる大型右腕として、ドラフト上位指名の可能性が高い滝川二・坂井陽翔投手に、この日は広島、中日など4球団のスカウトが視察をしたが、東京ヤクルトがGM、スカウトグループデスクなど4人態勢で視察した。
広島、中日など4球団
近江高校で行われた、近江vs滝川二の練習試合では、滝川二のエースで149キロ右腕の坂井陽翔投手が先発したものの、体調不良もあり4回まで投げて3失点で降板した。「強豪チーム相手に先発させてもらえた。初回は良かったけど、2回以降がまだまだだったので、しっかり走り込んで体力をつけていきたいです」と話した。
この日は広島、東京ヤクルト、中日など4球団9人のスカウトが視察し、東京ヤクルトは小川GM、橿渕スカウトグループデスクなど4人態勢で視察、ドラフト会議に向けた本気度を見せた。
東京ヤクルト・小川GM:「スライダーは曲がり、フォークもよく落ちるなど変化球の変化量が大きい。投手らしい体格もしているし、これからが楽しみ投手」
中日・山本スカウト:「センスがある投手。器用なので変化球の制球も良い。あとは外角に直球が決まってくるかどうかぐらい」
と評価した。これから夏の大会が本格的に始まるが、スカウトがまとまって視察ができるタイミングは限られてくる。6月のこの時期にドラフト上位候補の評価はある程度固め、本格的に大会が始まる7月は各地のドラフト指名候補を追う事になる。
その時にGMなどが視察した選手は、基本的にドラフト会議での指名を考えている選手ということになり、東京ヤクルトが坂井投手の可能性が高い事を示す形となった。


練習試合に広島などNPB4球団9人のスカウトが集結したことが注目度の高さを示す。ヤクルトは小川淳司GM、橿渕聡スカウトグループデスクら編成幹部クラスを含む4人態勢を敷く関心の高さを見せた。小川GMは「スライダーは曲がり、フォークもよく落ちるなど変化球の変化量が大きい。投手らしい体格もしているし、これからが楽しみ投手」と評価した。中日の山本将道スカウトは「センスがある投手。器用なので変化球の制球も良い。あとは外角に直球が決まってくるかどうかぐらい」と話した。
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