三刀屋高校で高校通算29本塁打を放ち、侍ジャパンU18代表候補強化合宿にも参加した高野颯太選手が、夏初戦で姿を消した。この試合には8球団が視察し、千葉ロッテが評価をしている。
先頭打者ホームラン
高野颯太選手は2月に左手有鉤骨の骨折をし、春季大会も欠場するなど万全な状態ではなかった。しかしこの日の石見智翠館戦では1回に先頭打者としてレフトオーバーのホームランを放った。「初球が中途半端なスイングなってしまって、次の球は強振してやろうと思った。芯には当たってないですけど、気持ちで持っていったという感じです」と話した。
しかし試合は4回に高野選手もエラーも絡んで4失点、強豪の石見智翠館にその後も得点を奪われると、高野選手も以降は当たりはなく2-9で敗れた。「僕のエラーからズルズルいってしまった」と話し、試合後には号泣した。
この日は8球団のスカウトが視察し、千葉ロッテの黒木スカウトは「迷いなく打てている。巨人・浅野のようなタイプ」と評価し、昨年のドラフト1位・浅野翔吾選手と比較した。高野選手も「タイプが似ていると言われますし、浅野さんが高校の時にすごいスイングしていて、僕が目指すのはあそこだなと思うようになりました」と話す。
進路について聞かれると、「まだはっきりしていませんが、プロ志望届は出したいと思っています」と話し、プロ志望を表明すると、「どこに投げられても本塁打を打てるような、日本を代表するようなバッターになりたいです」と次のステージでの成長を誓った。



残りの打席で快音は響かなかったが、ネット裏では8球団のスカウトが視察し、ロッテの黒木スカウトは「迷いなく打てている。巨人・浅野のようなタイプ」と太鼓判を押した。
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