秋季高校野球近畿大会大阪府予選は準決勝が行われ、大阪桐蔭が桜宮に18-1で7回コールドで勝利した。注目の2年生・境亮陽選手が先頭打者ホームランを放つと、4番のラマル・ギービン・ラタナヤケ選手が2本のホームランを放った。
すでにプロ注目2年生
この日、1番ライトで出場した境亮陽選手は、中学時代にジュニアオリンピックの100m走で11秒06を記録し、また投手としても144キロを記録する強肩で、注目のアスリート選手としてすでにプロのスカウトも追いかけているという。
この日は初回、先頭打者で打席に立つと、「初回に先頭が出れば点につながる。塁に出ようと思って、思い切りいきました」と3球目のインコースのスライダーを振り抜き、打球はライトスタンドへと消えた。高校通算7本目で公式戦では初めてのホームランに「勢いづけられて良かった」と話した。
チームはこれで勢いづくと、2番・徳丸快晴選手の3ベースヒットなどでこの回に4点を奪った。そして4回には4番が火を吹く。ラマル・ギービン・ラタナヤケ選手が1アウト1,3塁の場面で左中間にホームランを放つと、7回にはノーアウト満塁からレフトスタンドにホームランを放った。
ラマル選手はこの秋は4本塁打、高校通算を27本としたが、「調子はいいと思います。しっかりと叩くイメージを持ち、いい感じで捉えられれば勝手に飛んでいくイメージです」と話し、「前までは変化球に手を出せず、見逃してベストボールを待ち続けていましたが、今はどんな球でも積極的に振っていこうという気持ちでやっています」と成長を実感している。
1年生投手も
この日は先発の山口投手が4回1失点に抑えると、5回から1年生の中野大虎投手が登板する。大阪桐蔭に今年入学し、6月の仙台育英との練習試合で149キロを記録した右腕投手で、それでも夏のベンチ入りはできなかったがこの秋から背番号10を着けている。
大体大浪商戦でっは2失点し「全然ダメだった」と話したが、この日は「今日は良い投球というよりも、普通の投球、いつも通りの投球ができました」と話し、ストレート、スライダー、チェンジアップを織り交ぜ、7回までの3イニングをパーフェクト、3奪三振と好投した。
これで近畿大会出場を決めた大阪桐蔭、2年生にも1年生にも高校屈指の選手がおり、投打に充実したチームを作り上げてきている。仙台育英などに話題を奪われてきているが、来年の主役になるべく、まずはセンバツ出場を目指す。





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