かごしま国体では夏の甲子園ベスト4、また地元のチームとして出場した神村学園が、北海高校と対戦した。プロ志望届を提出している黒木陽琉投手は6回途中から登板し、自己最速を1キロ更新する147キロを記録した。
5球団10人以上のスカウト視察
かごしま国体には、花巻東も参加しており、プロ志望をするか注目されている佐々木麟太郎選手も出場が予定されていることから、この日は5球団10人以上のスカウトが視察に訪れた。しかし雨天のために花巻東の試合は翌日に延期された。
この日は地元の神村学園が北海と対戦したが、ここにもプロ注目の左腕・黒木陽琉投手がいる。今大会では高校で初めて背番号1をつけて出場し、この日は6回途中から登板すると、自己最速を1キロ更新する147キロを記録した。
6回1アウト1,2塁の場面で登板し最初の打者をレフトフライに打ち取ったが、次の打者に2点タイムリー3ベースヒットを浴びて逆転を許した。その後、一旦レフトに回るが、8回2アウト1,2塁の場面で再び登板し、再びタイムリー3ベースヒットを浴びた。
その後は無失点に抑えて結果としては2回2/3を投げて3安打無失点だったが、「簡単に打たれてしまって悔しい気持ちです。もっと自分自身を磨いて、上のステージで活躍できるように取り組んでいかないといけない」と、高校最後の投球は悔しいものとなった。
それでも視察したプロ球団の関係者のうち、福岡ソフトバンクの永井スカウト部長は「評価していますよ。真っすぐの角度がいい。カーブも良かったし、伸び代もあります」と評価した。
まだ素材型だが伸びしろ十分の黒木投手、元々は亜細亜大進学が決まっていたが、方針を転換し、育成でも良いのでプロ入りを目指す。

ソフトバンク永井スカウト部長「評価していますよ。真っすぐの角度がいい。カーブも良かったし、伸び代もあります」
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