来年のドラフト候補として注目したい選手、まずは高校生投手を数回に渡って紹介します。今日は高校生投手の主役になりそうな選手たち。
主役級・川勝空人
川勝空人投手・生光学園
来年の高校生NO.1になりそうなのが生光学園の川勝空人投手だろう。水色のユニフォームがはち切れそうな下半身の太さがあり、足を高く上げてから勢いよく下ろし、その勢いが付いた中で上体も力も強く、投げられる152キロのストレートは本当に速く感じる球だ。ほとんど変化球を投げず、低めに刺さるストレートで力で押して打ち取っていくスタイルで、思い切り投げて投げ終わりにファースト型に倒れるくらいになっても、球はしっかりとゾーンに入ってくる制球力も十分。
そして真っ直ぐも、少し動いたり沈んだりする球質で、150キロ前後で少し沈んで内野ゴロに打ち取る。変化球の投球が少なく相手はストレートに絞って振ってくるが、それでも力で押し込んで抑えてしまう力がある。
課題をあげるとすればやはり変化球。投げる数が少ないが、スライダーは高めが多いものの、悪くない軌道をしており、これが低めに鋭く沈むようになれば三振が奪えるようになると思う。また、ストレートを速く見せるための変化球も欲しい。
もう一つの課題は、上体の力の割合がまだ高い感じで、それでも投げきってしまう体の強さがあるのだが、例えばプロで長いシーズンを投げていくとなると、疲労や故障は心配になる。今のところ、上体をやや楽にして投げても144キロ前後を記録しておりそれで十分なのだが、下の力で楽に投げて150キロが出るようになれば、ドラフト1位指名確実というところに入ってくる。
力強さ、相手がストレートに絞ってきてもストレートで勝負をする気持ちの強さは最大の魅力。現時点でもドラフト上位の24人に入って来ると思う。
2024年度-高校生投手のドラフト候補リスト
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