花咲徳栄の大型遊撃手で右の強打者・石塚裕惺選手は「ドラフト1位でプロ入り」を3つの目標の最後に示した。
プロ垂涎
石塚裕惺選手は181cm83kgの大型の遊撃手で、関東大会では初戦の横浜高校戦でいきなり2欄ホームランを放つなど右の強打者としても注目される。プロが欲しい選手のすべての要素を兼ね備えた選手だ。
特にこの秋は、その横浜戦ではホームラン以降は2度の申告敬遠、準々決勝の常総学院戦でも2本の2ベースヒットを打つなど2試合合計6打数5安打と手がつけられない打撃を見せ、プロのスカウトから絶賛の声が相次いだ。本人も 「長所はバッティングのミート力。芯に当たって角度がつけばホームランが打てて、チャンスに強い打撃を見てもらいたいと思っています」と話す。
その石塚選手は3つの目標を掲げる。1つ目は「夏の甲子園出場」。センバツは関東大会ベスト8となっており、出場はかなり微妙な状況にある。そのため、最後のチャンスとなる夏の甲子園出場を狙う。
2つ目はU18代表、そして3つ目はドラフト1位でプロ入りだ。「甲子園に出たい、プロに入りたいと思って、この高校を選んで入ってきました。最後の夏、もう1度しかチャンスはない。何とかチームとして行けるようにしたい。ドラフト1位でプロに行けるように、U18の選考に選んでいただけるように、レベルアップを目指して、頑張っていきたい。そのためにも冬の2か月が、大事になってくると思っています」と話し、ドラフト1位指名に向けた高校3年夏のベストステップを歩む事を目指す。
「春からバットが低反発になり、長打が出にくくなる。そこを補えるだけのパワーと技術をつけるために、手首の強化や下半身の強さを意識して取り組んでいます」と話す。多くの高校生スラッガーが打撃で苦しむ事になるだろうが、その中でもポンポン飛ばせるような選手は、一気に評価が高くなる事が予想される。
大型遊撃手で守備の動きも良い。プロに進んでも大型遊撃手としてのプレーを続けられるように、守備もしっかりと磨きたい。


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