今日1月26日にいよいよ選抜高校野球大会の出場校が決定される。今年は地区毎の出場枠の変更や明治神宮枠の影響から、東北、東海、北信越でもかなりの議論となる可能性がある。
出場枠の変更
今年のセンバツは東北地区と東海地区が例年の2校から3校の出場となり、明治神宮大会で星稜が優勝したため、北信越が例年の2から3となった。逆に中国四国は例年5校の出場だったが、今年からは中国2、四国2となった。
無風と見られるのは北海道1、中国2、四国2、九州4で、こちらは秋季地区大会の通り、優勝チームと準優勝チーム、またはベスト4のチームが選出されると見られる。
北海道(1):北海高
中国(2):広陵高(広島)、創志学園(岡山)
四国(2):高知高(高知)、阿南光高(徳島)
九州(4):熊本国府高(熊本)、明豊高(大分)、東海大福岡(福岡)、神村学園(鹿児島)
出場枠が増えた東北は、地区大会優勝の青森山田と準優勝の八戸学院光星は共に青森県ではあるが、順当に選ばれると見られる。3校目の一関学院と学法石川は共に準決勝で完封負けをしており、優勝した青森山田に敗れた一関学院は岩手大会で優勝しており、福島3位の学法石川より優勢と見られる。
同じく2から3へと出場枠が増える東海地区は、東海大会優勝の豊川(愛知)と準優勝の愛工大名電(愛知)は共に愛知県も順当に選ばれると見られ、3校目は優勝した豊川に準決勝でサヨナラ負けの接戦となった宇治山田商(三重)が有力。
明治神宮枠で出場が2から3となった北信越は、明治神宮大会でも優勝した星稜と、北信越準優勝の敦賀気比が順当に選ばれると見られる。3校目は予想が難しい。日本一となった星稜に準決勝で対戦した北陸高校は1−6で敗れており、一方で日本航空石川は準優勝の敦賀気比に3−4と接戦で敗れており、その敦賀気比が決勝で星稜と0−1の接戦で敗れているため、実力差は無いと評価されそうだ。
福井大会で優勝をしている北陸に対し、石川大会準優勝の日本航空石川ではあるが、1月の能登半島地震で被害に合い、山梨県に避難をしながら練習を続けている事も考慮され、選出が有力と見られる。
そして毎年、選考が難しい関東・東京と近畿だが、まず関東は関東大会優勝の作新学院、準優勝の山梨学院、ベスト4の健大高崎、常総学院、そして東京大会優勝の関東第一は有力と見られる。
もう1校は関東大会ベスト8の4チームと東京大会準優勝の創価の比較となると、関東第一とそれほど実力差は見られない創価に対して、準優勝の山梨学院に延長11回で敗れた桐光学園や、健大高崎に3−4で敗れた中央学院も実力差はない。関東大会決勝は作新学院が13−4と山梨学院に圧勝した事が気になるものの、基本的には茨城・群馬・栃木・千葉・埼玉・山梨の6県が戦う関東地区のほうが優先される。
そして関東大会の結果や地域性、そして神奈川大会を優勝していることから桐光学園が優勢と見られる。
近畿もベスト4の大阪桐蔭、京都外大西、京都国際、耐久は順当に選ばれると見られる。残り2枠は、まず大阪桐蔭に3−4で敗れた報徳学園はほぼ確実と見られる。もう1校は準優勝の京都外大西に敗れた履正社と、大阪桐蔭に0−4で敗れた京都国際に0−1の接戦で敗れている近江が比較となりそうだが、滋賀大会で優勝している近江が、大阪大会準優勝の履正社よりも、地域性なども含めて評価される可能性がある。
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