センバツに出場する注目選手、豊川のモイセエフニキータ選手は中日が注目する高校通算14本塁打のスラッガーで、新基準バットでの甲子園第1号ホームランをめざす。
「最終的にはプロで活躍すること」
センバツ出場はもちろん目標だったが、モイセエフニキータ選手は「高校卒業してプロを目指したい。最終的にはプロで活躍することが目標」と話し、「うれしい気持ちが一番に来て、その中でもやらないといけない状況に置かれた。成長した自分を見せれるように、練習してきた。センバツまでの２カ月間、歯を食いしばって練習します」とセンバツも一つの通過点とした。
180cmの左のスラッガーは明治神宮大会でもホームランを放ち、高校通算14本塁打。地元中日の編成担当者が「彼は左の大型外野手でウチにはいないタイプ。興味はある」と評価しているドラフト候補の1人だ。
今大会から新基準バットが導入されるが、そのバットでの甲子園第1号について、「それはちょっと考えちゃいますね。ホームラン打ちたいですね」と話した。現在は体重を3kg増やして85kgとし、新しいバットでもホームランを放つための体を作り、「芯で捉えればそれほど飛距離は変わらない。芯で捉えるのが大切。その技術を身につけたい」と技術も磨いている。
憧れは福岡ソフトバンクの柳田悠岐選手。「常にフルスイング。走攻守の全てを兼ね備えている」と話す。長谷川監督も「プロでトリプルスリーを目指すような気持ちを持って、守備も走塁も突き詰めてほしい」と話し、甲子園、そしてプロ入りまでを共に歩む考えだ。
甲子園できれいなアーチを描くことができれば、その橋はプロへとつながる架け橋となる。
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2024年01月27日
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