センバツでは神村学園が大阪桐蔭に2−4で敗れたが、注目の4番・正林輝大選手は3安打を気を吐いた。プロ志望の意思も明らかにした。
左のスラッガー
正林輝大選手は初戦でライトポール際に運ぶホームランを放ち、今大会では柵越え本塁打は2本しかなく、その一本を放っていた。
この日の大阪桐蔭戦では初回、ランナーがいる場面で2年生の151キロ右腕・森陽樹投手との対戦となった第1打席にセンター前にはじき返した。第2打席は二塁への内野安打で2打数2安打とすると、3打席目は変わった中野大虎投手に三振にとられたものの、9回にはレフト線へ2ベースヒットを打った。この日はチーム全体で4安打のうち、3安打を正林選手が打って気を吐いた。
1−4で迎えた最終回の9回、先頭打者の2年生・今岡拓夢選手がセンターオーバーの2ベースで出塁する。「塁に出れば正林さんが絶対打ってくれると思った。走者が出た状態で正林さんに回したかった」と話す。そして正林選手が2ベースヒットで1点を返した。
試合に敗れ、甲子園から姿を消すが、「体重が増えたことで技術も上がってきた。厳しいコースを攻められても長打も単打も出たので自信になりました」と話し、自信を着けた。そしてプロ志望の意思を明らかにした上で、「反省点がいっぱい出たので、それに向き合って夏までに修正してまた戻ってきたい」と夏の甲子園出場に意気込みを見せた。
左のスラッガーで足もある正林選手、夏には今よりもさらに注目度が増している事だろう。非常に楽しみだ。


この日、正林はプロ志望も表明した。3季連続出場が懸かる夏に向けて、走攻守を兼ね備えた4番にかかる期待は大きい。「反省点と向き合って、いい状態で甲子園にまた戻ってきたい」と視線を上げた。

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