帝京長岡の187cm右腕・茨木佑太投手が未来富山との練習試合に登板し、5回4安打無失点の好投を見せ、自己最速を更新する141キロを記録した。
一冬超えて
茨木佑太投手は187cmの大型右腕で、兄・茨木秀俊投手は2022年にドラフト4位で阪神に指名されている。
今年の冬は上半身を中心にトレーニングを行い体重が約10kg増えて92kgになると、フォームも昨秋のスリークォーターからオーバーに戻した。「下半身と連動して投げられるようになって、腕も上がった」と話す。それに伴い、昨年秋は最速で138キロくらい、平均球速は120キロ台だったが、この日は最速141キロを記録し、ストレートも常時135キロ以上を記録した。
この日は先発すると5回4安打で無失点に抑え、「しっかりコースに投げることを意識した」と話す。初回に2アウト満塁のピンチを招き「高めに浮いた。出来そのものはあまりよくない」と調子自体は良くなかったものの、力強くなったストレートで無失点に抑えた。今年に入り、ここまで練習試合で10イニング以上を投げるが無失点を続けているという。
プロも注目する。この日も複数球団のスカウトが視察し、
東北楽天・井上スカウト:「体が大きいしポテンシャルもある。のびしろがすごくある」
阪神・筒井スカウト:「秀俊より3、4センチ身長が高く、スケールの大きさを感じる。将来的に本格派になる面白い存在」
と評価、筒井スカウトは自チームの兄・秀俊投手と比較して評価した。
恵まれた体があるものの、まだ力強さが足りないと感じていたが、ストレートの威力が増しており楽しみだ。兄のように147キロくらいまで球速を伸ばせば、ドラフト4位指名で並ぶくらいに評価されるかもしれない。

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