侍ジャパンU18代表候補の強化合宿が、今日から3日間の日程で奈良・生駒市で行われ、センバツで好投した報徳学園・今朝丸裕喜投手や、大阪桐蔭・平嶋桂知投手などが参加する。北照の142キロ左腕・高橋幸佑投手も全国レベルの投手との交流を楽しみにしている。
142キロ左腕
U18代表候補強化合宿に参加する北照の高橋幸佑投手は、178cm81kgの左腕投手で最速142キロの速球を投げる。昨年秋は小樽双葉戦で8回12奪三振2失点の快投を見せたものの、北海道大会1回戦の旭川実戦で延長10回タイブレークで逆転サヨナラ2ベースを許してセンバツ出場の夢が絶たれた。
136キロのストレートを旭川実のエース・田中稜真選手に弾き返されてのサヨナラ負けに、上林監督も「あの時から人が変わった。」と話すなど、この冬はトレーニングを強化し、「体重も6,7キロ増えたんじゃないか」という。3月には自己最速の142キロを記録するなど「出力が上がって、真っすぐのボールの質が着実によくなっている」と成長を感じている。球種もカーブ、スライダーの他にシュート気味に逃げるチェンジアップを習得し、投球の幅が広がった。
高橋投手は代表候補に選ばれた事について、「夏に上林監督を甲子園に連れていくため、全国レベルのピッチャーの投球の全てを吸収してきます」と話し、報徳学園・今朝丸裕喜投手や広陵の高尾響投手、左腕の八戸工大一・金渕光希投手など全国のトップクラスの投手との交流を活かして成長をする事を誓う。
そして「小さい時からの夢ですし、秋のドラフトも意識しています」と話し、プロ志望を明らかにした。「甲子園も、アジア選手権の代表も、プロ選手になる夢も全てかなえるので、今は他のことは考えていません」と話し、プロ入りに向かって今年を駆け抜ける。まずはこの合宿で大きなアピールをしたい。


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