春季高校野球東京大会では、最速151キロの速球を投げる二刀流の桐朋・森井翔太郎選手が登場すると、日米7球団のスカウトが視察に訪れた。
進路はプロかアメリカの大学
東京高との対戦に3番ショートで出場した二刀流の森井翔太郎選手は、打撃では第2打席で痛烈なセンター前ヒットを打ったものの、4打数1安打に終わった。0-2で迎えた9回、ノーアウト1,2塁のチャンスでの打席だったが、ショートフライに倒れた。
投手としては6回途中から登板すると、最速は146キロを記録した。9回までを無失点に抑えたものの、試合は0-2で敗れて春の戦いが終わった。森井選手は「打撃で自分の仕事ができなかった。九回無死一、二塁で右方向に打ちたかったけど。」と打撃について話すと、「肩をつくりにくいところだったけど何とかなったと思う」と投球についても話した。
森井選手は桐朋小学校から内部進学で高校まで進学をしている。中学2年時に「ドラフト1位でプロへ」という目標を立て、ストレートは昨年までに140キロ中盤を記録するようになると、今年春までに練習で151キロを記録するまで成長した。大きな体だが100mを11秒6で走り、ショートとしても強い送球を軸に注目され、打球の強さも評価されている。
この日は日米7球団のスカウトが視察に訪れたが、森井選手は「進路はプロ。米国の大学受験も選択肢」と進路について話した。次はいよいよ最後の夏、集大成となるプレーを投打に見せ、秋のドラフト会議を迎えたいが、その頃には進路についても絞られてくるかもしれず、昨年の花巻東の佐々木麟太郎選手のようにアメリカの大学を決断の可能性もあるため、進路にも注目をしたい。

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