日刊スポーツの全国高校生ピカイチ特集、今日は野手編を掲載

日刊スポーツは恒例になっている夏の高校野球49地区の、それぞれ注目される選手を掲載している。昨日の投手編に続いてこの日は野手49人が紹介され、大きく紹介されたのは和歌山・田辺の山本陣世選手だった。

センバツで大飛球

山本陣世選手といえば、今年のセンバツ大会初戦・星稜高校戦との試合で放った大飛球が印象に残っている。

21世紀枠で出場した田辺は、明治神宮大会チャンピオンの星稜との対戦で多くの人が苦戦を予想したが、試合は8回まで同点の接戦を演じた。9回に2点を勝ち越されて迎えた9回、先頭打者で打席に入ったのが山本陣世選手、きれいに振り抜いた打球はセンターバックスクリーンへ伸びていく。フェンスギリギリで捕球されたものの、飛ばないと言われる低反発バットでのこの当たりは素晴らしかった。

この試合は4打数ノーヒットだったものの、「いい経験をできましたし、自信にもなりました。」と話す。

そいて秋から本格的に始めた投手としても、今春の市和歌山戦で遠投10回から登板し、142キロを記録した。自己最速は144キロでまだまだ成長する可能性がある。

この夏は所詮で昨夏に甲子園に出場している市和歌山と対戦する。秋は9-2でコールド勝利、春は延長10回タイブレークで3-6で敗れている。初戦からこのカードとなってしまうのは残念でもあるが、1勝1敗の相手に決着をつける。

この他の紹介選手

リストでは49地区の選手が紹介されているが、その中でピックアップされて紹介されているのは、松商学園・丸山慧也選手、桐朋高・森井翔太郎選手、大阪桐蔭・境亮陽選手、天理・松本大和選手の4人。

丸山選手は高校で転向しているため1年間は公式戦に出場できなかったが、高校通算18本塁打を放っている。足もあるほか投げても140キロを記録する選手で、体のパワーがある選手。

森井選手は183cm86kgの体があり、投手としては152キロを投げ、野手としても大型ショートとして、高校通算39本塁打を放っている。日米のスカウトが視察競争をする中で「確実性は打撃のほうがある」と本人は野手での可能性を感じている。プロまたはアメリカの大学進学を希望しており、夏は勝ち上がりとともに進路も注目される。

酒井選手は50m5.8秒の俊足で、センバツではランニングホームランを記録した。肩も強く高い守備力も持つ選手で、大阪桐蔭のキーマンとなる。

松本選手は1年春から内野手として出場しており、13年ぶりに優勝した春の奈良大会で打率.429を記録した。藤原監督も「凡打に終わっても彼の力強いスイングはみんなに勇気を与える」と全幅の信頼を寄せる。

日刊スポーツの49地区ピカイチ野手一覧

※「当サイト評価」はドラフト候補の動画とみんなの評価サイトより

この日、紹介された全国の49人がそれぞれどんな活躍を見せるのか注目したい。

日刊スポーツが全国ピカイチ投手４９人を紹介

日刊スポーツが恒例の全国ピカイチ特集を行い、この日は各都道府県の地区の49選手が掲載された。

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2024年07月04日

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