阿南光の吉岡暖投手が本調子ではなくとも５回１安打完封、７球団１１人視察し巨人・ロッテなど評価

夏の高校野球徳島大会では、プロ注目の阿南光・吉岡暖投手が先発し、5回1安打無失点の好投を見せた。この試合には7球団のスカウトが視察し、巨人、千葉ロッテのスカウトが評価している。

142キロ

最速146キロ右腕の吉岡暖投手だが、この日は142キロにとどまった。3回には連続四球を与えてピンチを招くなど本調子ではなく、「初戦は難しいですね。調子が悪かった。0点です」と自己評価した。

それでも川島高校に5回まで10点差を着けて10-0でコールド勝利、吉岡投手は5回を投げて1安打4奪三振で完封した。

この日は阪神、巨人、千葉ロッテなど7球団11人のスカウトが視察すると、

巨人・岸スカウト：「ランナーが出てからも落ち着いて投球できている。完投能力がここまである高校生投手はなかなかいない」

千葉ロッテ・黒木スカウト：「プロ野球の先発をできる可能性を秘めている」

と話し、本調子でなくても試合をしっかりと作る吉岡投手を評価した。

本来の調子を取り戻し、春を上回るような投球を、できれば甲子園でそれを見せたい。