神戸国際大付の津嘉山憲志郎投手は昨年11月にトミー・ジョン手術を受けていた事がわかった。この夏は登板せず、この日、東洋大姫路に敗れて高校野球が終わった。
11月に
神戸国際大付の津嘉山憲志郎投手は最速148キロの速球を投げ、1年時からチームのエースとして投げてきた。しかしこの春、夏は登板をしなかったが、昨年11月にトミー・ジョン手術を受けていたことがわかった。
「8月までは結構調子がよかったんです」という昨夏に右肘に異変が起き、何度か専門医に診断をしてもらった所、手術が必要と伝えられた。「自分の中で、そこの痛みっていうのはなんとなくわかっていたりしたんで。言われる前からそういうときもあるのかなと考えていったので。落ち着きはありました」と話す。
しかし「11月に手術したら、ぼくが夏に投げることはほぼない。そこでできることといったら、バッティングでチームのために活躍できるかなって。他のところでチームに貢献できるようになればいいかなと思いました」と話し、この夏には打撃でチームに貢献できるように磨いた。
背番号1は津嘉山選手がつけ、この夏はチームメイトが津嘉山投手を甲子園につれていくと奮闘した。しかし兵庫大会のベスト8で敗れた。この試合、津嘉山選手は3点を央9回1アウト2塁の場面で打席に立ち、サードゴロに倒れたが、青木監督も「この打席が最後と思うな。決めてこい」と最後まで信頼されて高校野球を終えた。
津嘉山選手はプロ志望届についてこれまでも出すことを明言していたが、この日は「監督と相談します」としながらも、「プロ野球を目指したい」と話した。8月にはブルペンでの登板を予定しているといい、登板が開始したらプロのスカウトが詰めかけるのではないかと思う。
多くの好投手が出てきたこの世代で、津嘉山投手と作新学院の小川投手が1年から投げてきて引っ張ってきた。世代のリーダとして今後もその姿を見せてくれると思う。
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