報徳学園・今朝丸裕喜投手が序盤2失点で敗戦しプロ志望表明、ヤクルト・ソフトバンク・巨人・楽天・日本ハム・西武など評価

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報徳学園が大社に1-3で敗れて初戦で散った。プロ注目の今朝丸裕喜投手が7回途中8安打3失点で降板し、視察した各球団のスカウトが評価した。試合後にはプロ志望を表明した。

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評価

今朝丸裕喜投手は立ち上がりに3安打を浴びると、ミスも絡んで2失点をした。2回からは立ち直り6回までの5イニングを1安打8奪三振と立ち直りを見せたが、7回に再びつかまり4連打で1失点し降板、6回2/3を投げて8安打9奪三振3失点、四球は1つだった。

球速は146キロを記録し、低めにいく球はストライクゾーンにギリギリに行く球もあり良いたまもあった。しかしやはり全体的に上から叩けずに高めに浮く球が多く、また大社打線もストレートを苦にせずスイングをして弾き返してきた。「春とは違う雰囲気だった。ストレートがすごく当てられた。立ち上がりは力んだ部分があった。立ち上がりが悪いのでそこは狙われた。反省していこうかなと思います」と話した。

センバツでは準優勝に貢献、夏は初戦に終わったが、早くから注目されてきた今朝丸投手に、視察した12球団のスカウトの評価は次の通り。

埼玉西武・潮崎スカウトディレクター:「真っすぐも変化球もポテンシャルが高いから、評価が変わることはない。ウチの高校生での評価は上の方です。」

北海道日本ハム・大渕GM補佐兼スカウト部長:「賢い投手という印象。いろいろなボールでストライクが取れて、ゲームを壊さない。完成度が高いしプロに入っても大きな支障がない。」

東京ヤクルト・小川GM:「彼の制球面の良さ、変化球もしっかりと投げきれる。真っすぐでも指にかかっている。総合的な高さを感じられた投球だった」

巨人・榑松スカウト部次長:「制球力があって、再現性が高いので球速のばらつきがない。アベレージで143キロ前後。いい投手ですよね」

福岡ソフトバンク・永井スカウト部長:「もともと大柄なわりにピッチングができる投手。ボール自体はよかったです。悪い印象はないですね。素質、評価は変わらない」

東北楽天・後関スカウト部長:「上体の感覚はいい。低めのボールがまだもうひとつ強さがね。でも、将来性はいい。何年か後の選手。まだ18歳だからね。可能性は秘めている。期待の選手です」

また、元横浜DeNAスカウト部長の吉田孝司氏は「前半から体が重そうで下半身を全然使うことができない。手投げの変化球は打者に簡単に見極められた。暑さに負けたのか、調整の失敗か、視察したスカウト陣は考えなければならない。」とし、「10月下旬のドラフト会議まで時間はある。今朝丸の練習を視察して好調時の姿を見ることもできるだろう。ただ、投手の本質は試合でこそ発揮される。この日の姿で評価を下げるか、不動の1位評価を下すか、スカウトの腕が試される。」と話した。

センバツでの投球も含めて、間違いないという自信を持っての評価は個人的には最後までできなかった。それでもこれだけのサイズとエンジンがあり、フォームもスムーズに投げていてボールで崩れる所はない。プロではもう少し下の方に叩ける感じになり、変化球を磨いていくことができれば、出力の高い右腕投手として活躍できる投手になれると思う。それでもやはり今日のような投球で思うようにいかない場面も見せる投手になるのかなと思った。

高校生の右腕投手のドラフト上位候補には作新学院の小川哲平投手、前橋商の清水大暉投手、神戸弘陵の村上泰斗投手、生光学園の川勝空人投手、旭川実の田中稜真投手がおり、今朝丸投手もそのグループに入ってくると思う。ここに挙げた投手も評価は様々な所もあり、誰を一番目に持ってくるかは正直意見が分かれる所だろう。個人的には神戸弘陵の村上投手が将来に向けた爆発力がありそうで、あとは前橋商の清水投手が良い投手になるという印象を持つ。出力では状態が良ければ川勝投手が良く、変化球も加えた総合力と柔らかさは小川投手が良いと思った。

どこを評価するかで順位付けも変わってくる。「プロで勝てる投手になりたい」と話し、プロ志望を表明した今朝丸投手は総合的に良いものを持つが、その中でどこをポイントにしていくのとなる。今後、侍ジャパンU18代表に選ばれれば、そこも評価付けをするい機会になると思うが、センバツ、夏と甲子園に出場し、最も見る機会の多かった投手なので、逆に見られすぎて課題が見えてしまう所もあるのかもしれない。

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