大阪桐蔭が敗れる、境亮陽選手・平嶋桂知投手・徳丸快晴選手は進学、ラマル選手は「これから決める」

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プロ注目選手が揃う大阪桐蔭が、小松大谷に0−3で敗れた。プロが注目した境亮陽選手、平嶋桂知投手、徳丸快晴選手は進学を明らかにし、ラマルギービン・ラタナヤケ選手はこれから進路を決める。

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それぞれの道

小松大谷の相手を恐れない戦いが、大阪桐蔭を飲み込んだ。1年の頃から注目されてきた打者たちが、西川大智投手に9回5安打1奪三振、92球で完封された。

センバツではランニングホームランなど躍動感を見せた境亮陽選手は、3番ライトで出場し、初回にセンター前ヒットを放ったものの、第2打席以降は3つの内野へのフライに倒れた。「とにかく低い打球というのを言ってたんですが、うまくバラバラに球種を散らして投げてきて、うまく的を絞りきれませんでした。自分にはインコースが多かったんですが、それを打ち崩せなかったのがダメだったと思います」と話した。

プロのスカウトもセンバツ以降に長打も出るようになってきた打撃に注目していたが、大学進学が有力視されていた。この日の試合後にあらためて大学進学を表明し、「そこでまた力をつけて、プロ野球選手を目指しているので、そこへつなげていけるように頑張っていきたい。この悔しさを持って、次のステップに行きたいと思います」と話した。

154キロ右腕・平嶋桂知投手は、2点ビハインドの8回からの登板となり、2回を投げて3安打1失点とチームに流れを持ってこれなかった。この夏は登板機会が少なかった。2年生で期待も大きい森陽樹投手と中野大虎投手の登板機会が増え、大阪大会でも準決勝で中野投手、決勝で森投手がそれぞれ先発し、完投して甲子園を決めた。

甲子園でも初戦の興南戦で中野投手が完投勝利すると、この日は森投手が先発した。154キロの速球を投げる3年生投手として平嶋投手は、「どんな試合でも先発して、抑えて、投げきってとイメージしてきたんですけど、それになりきれず、2年生に任せることになってしまって悔しいです」と話した。

プロ入りを目指しているが、この夏に思うような結果を出せなかったこともあり、「もっと個人を磨いてやってきたい」と大学に進むことを明らかにし、「ここまで、どこよりも厳しい練習を乗り越えて、勝ちたい思いでやってきました。この大舞台も経験させてもらいました。この経験を次へしっかり生かして、日本を代表するような投手になっていきたいと思います」と成長してからプロ入りすることを誓った。

徳丸快晴選手も1年時から強打が注目され、高校通算38本塁打を放っている。この日は4番レフトで出場をしたものの、4打数ノーヒットに終わりヒットが出なかった。大阪大会では5回戦から4番を託され、7試合で打率.583を記録したものの、1回戦の興南戦でもヒットが出ずに、最後の夏の甲子園はノーヒット終わった。

「自分のスイングができなかった」と悔しい最後となった高校野球だったが、「大学に行って、4年後しっかりプロに世界に入れるようにやっていきたい」と話した。

ラマルギービン・ラタナヤケ選手も悔しい夏となった。この夏はスタメンから外れる事も多く、甲子園でも1回戦でスタメン出場はなく、代打でヒットを打っていたが、この日もスタメン出場できずに7回に代打で出場しレフトフライに終わった。

高校通算33本塁打の強打者として注目されており、プロ入りの思いが強い。それでもこの日は進路について「これから決めていきたい」と話すだけにとどめ、プロについては「行けたらいいなと思っています」と話したが、「確実性や、大事なところで1本打てるような選手になって、もっと成長していきたいと思います」と答えた。

個人的に境選手はその能力もありドラフト会議での指名もあったのではないかと思うが、平嶋投手、徳丸選手、ラマル選手はやや難しいと感じていた。それぞれが進路先で、大阪桐蔭という鎧を脱いでプレーした時に、どんなのびのびとしたプレーができるのか期待したい。

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 大阪桐蔭が小松大谷に0―3で敗れて2回戦で敗退した。
この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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