北海道で行われたリーガサマーキャンプでは、プロ入りを目指す八幡商の144キロ右腕・田上航投手などが参加し、それぞれの野球の道を続けていくきっかけとなった。
様々な野球の道
滋賀の八幡商で144キロの速球を投げてプロが注目する田上航投手は、プロ入りを目指している。全国から集まるリーガサマーキャンプには「個人のレベルアップに加え、新たな野球の仲間をつくりたかった。自分の可能性を広げるために来た」と話し、そのためのレベルアップと人脈づくりを目的とした。
北越の高橋倖冴捕手は大学で野球を続けることを決めているが、今大会に参加した理由について「先のことを考えたら、夏に負けて燃え尽きている場合ではない。好投手がたくさんいて刺激になった」と話し、大学野球に向けてギアをかけるために参加した。
また習志野の竹林幹太捕手は、高校3年間で背番号がもらえずに「一時期は野球を嫌いになりかけた」と話す。しかし、「このままでは高校野球に悔いを残す」と今大会に参加することを決めた。全国からいろいろな思いをもって参加した選手と交流し、プレーして「試合の楽しさを改めて感じた。大学でもやれる自信がついた」と話し、野球を道を歩むきっかけとなった。
プロが注目する147キロ左腕の帯広農・渋谷純希投手や、149キロ右腕の北星学園大付・石田充冴投手なども参加し、渋谷投手はプロ志望を明言、石田投手はプロか大学に進んで4年後のドラフト1位を目指すとしているが、本当にさまざまな思いを持って大会に参加している。
リーガサマーキャンプは来夏以降も活動を継続する意向で、高校野球を終えて多少なりとも悔いや迷いを持つ選手が参加し、それぞれの思いに区切りをつけたり、その先のきっかけとなる場として、活動が広がっていくと良いと思った。
コメント