侍ジャパンU18代表は、侍ジャパン大学代表と壮行試合を行った。注目の151キロ右腕・今朝丸裕喜投手は8回から5番手で登板すると、2回をノーヒットに抑える好投を見せた。
阪神6人態勢
8回に今朝丸裕喜投手が登板すると、地元ほっともっとフィールド神戸のスタンドから歓声が挙がった。その8回は得意の変化球を軸に6球で3つの内野ゴロを打たせて三者凡退にした。
そして9回、大学代表のクリンナップを迎える。先頭の3番・西川史礁選手には四球を与えたものの、4番の渡部聖弥選手をサードゴロに打ち取ると、その渡部選手の盗塁を箱山遥人選手が刺した。そして最後は5番の小島大河選手をサードゴロに討ち取り、2回をノーヒット無失点に抑えた。「自分が最後抑えないとダメだという気持ちでマウンドに上がった。すごい歓声を受けられたのでよかったです」と話した。
この日の最速は148キロだが、ストレートはやや暴れた。しかし今朝丸投手は変化球でストライクを取れるのが特徴で、この日もカットボールやフォークを駆使して打たせて取る投球を見せた。
この日は11球団のスカウトが視察をし、阪神は6人態勢で視察をした。
阪神・熊野スカウト:「夏よりも体の開きが抑えられている」
横浜DeNA・八馬スカウティングディレクター:「良いピッチングをしている。センバツ、夏の甲子園も見たけど、しっかりして来ているし、元々良い投手なので。」
と評価した。
小倉監督は試合後に、今朝丸投手は「先発でいく」と明言し、「台湾、韓国戦の先発をしっかりと決めないといけない」と、大事な試合の先発を任される予定となった。この日、大学生のドラフト上位候補のいるクリンナップを抑えた事は大きな自身となり、さらに良い投球が見られるのではないかと思う。
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