東洋大姫路はプロ注目のエース・阪下漣投手が右肘の状態が良くなく1回2失点で降板したが、2回から登板した木下鷹大投手が147キロの速球を投げ、試合の流れを変えた。
昨秋はベンチ外
木下鷹大投手は172cm78kgの右腕投手で、昨年秋は右肘のじん帯を痛めておりベンチ入りしていなかったが、冬の成長が大きく、また春の状態が良かった事からベンチ入りし、阪下投手とともに大きな期待をされていた。
この日の壱岐高校戦でプロ注目の147キロ右腕エース・阪下漣投手が登板したが、右肘のはりがある状態で本調子ではなく、初回に2つの四球からタイムリーを浴びて、1安打2四球で2失点をしてしまう。「自分のなかで限界。危険信号が出た。しびれや痛みはなかったが、肘に圧力を感じた」と話し降板した。
そして2回から登板したのが木下投手で、172cmだが角度もあり、球速も140キロ中盤を記録すると最速は147キロを計測した。8回を2安打9奪三振で無失点に抑え、チームの逆転勝利の流れを作った。「初回から阪下の調子がよくなかったので、いつでも投げる準備はできていました。一球一球、焦らず投げた結果。勝つことができてよかった」と話した。
チームを救う投球を見せた木下投手は、「まだまだ制球も、マウンドさばきも阪下がレベルが上。そこは甲子園で成長できた。まずは監督の信頼を得たい」と話す。チームには左腕の末永晄大投手もおり、今大会は不調のエースに変わって二人が主戦としてチームを勝ちあげていく。

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