今年は侍ジャパンU18代表が、9月に沖縄で開催される、第32回 WBSC U-18ベースボールワールドカップに出場するが、毎年恒例となっている侍ジャパン大学代表との壮行試合も、沖縄県で開催されることがわかった。また、沖縄県の高校選抜との試合も決定した。
侍ジャパンU18代表壮行試合
9月のU18ワールドカップ本番へ向け、侍ジャパンU18代表の壮行試合に日程が決定した。大学日本代表との試合は今回で8度目となるが、今年はW杯が行なわれる沖縄県で、開催は初となる。また、2015年以来2度目となるU-18ワールドカップの日本開催を記念し、地元の沖縄県高校選抜との一戦も組まれた。
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 大学日本代表 | |
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場所: | 沖縄セルラースタジアム那覇 |
日時: | 2025年8月31日(日)18時試合開始予定 |
侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表 対 沖縄県高校選抜 | |
場所: | 沖縄セルラースタジアム那覇 |
日時: | 2025年9月2日(火) 18時試合開始予定 |
試合は9回制でコールドゲームや延長はなく、DH制が採用される。また、バットは木製バットを使用するため、高校生にとってはW杯本番だけでなく、その先のステージを見据えた絶好のアピールの場となる。
高校トップ選手 vs 大学トップ選手、木製バットでの真剣勝負
この2試合はW杯にとってももちろん、ドラフト会議にとっても非常に注目の試合となる。まず、8月31日に行われる大学日本代表との一戦では、大学代表として今秋ドラフトの目玉である創価大・立石正広選手や、早稲田大学・伊藤樹投手、青山学院大学・中西聖輝投手といったトップ選手が名を連ねる。対する高校日本代表は、メンバーの決定は夏の甲子園大会終了後となるが、4月に行なわれたU18代表候補強化合宿に参加した高蔵寺・芹澤大地投手や滝川・新井瑛太選手、大阪桐蔭・森陽樹投手、小松大谷・田西称選手や、合宿には参加しなかったが、健大高崎の石垣元気投手、横浜高の阿部葉太選手、延岡学園の藤川敦也投手といった世代を代表する選手たちが選出される見込みで、大学トップクラスの投手と高校生スラッガー、高校生トップクラスの投手と大学生スラッガーの対戦はプロのスカウトにとっても見逃せない真剣勝負となる。
また沖縄県選抜では、エナジックスポーツの久高颯投手やイーマン琉海内野手などの3年生とともに、最速150キロの2年生で沖縄尚学の末吉良丞投手が非常に注目される事になり、来年のドラフト1位候補として、その評価を高める投球が見せられるかが注目される。
2018年には宮崎県で行なわれたU18アジア選手権の壮行試合として宮崎県選抜がU18代表と戦い、聖心ウルスラの戸郷翔征投手が代表を相手に好投して、その年のドラフト6位で巨人に指名され、その後の活躍につながっている。沖縄県選抜からもどんな選手が出てくるのか注目したい。


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