【夏の甲子園】小松大谷・田西称選手はノーヒットで初戦敗退、世代屈指のスラッガーは大学進学「本物になってからプロへ」

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全国高校野球選手権大会の甲子園大会が開幕、史上初のナイターで行われた開幕戦で小松大谷(石川)が創成館(長崎)に1-3で敗れ、初戦で姿を消した。U-18日本代表候補で、世代屈指のスラッガーとして注目された主将の田西称内野手(3年)は4打数無安打と沈黙。試合後に涙はなく、大学進学を経てプロの世界を目指すことを明言した。

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「野球の怖さを思い知った」聖地の魔物に呑まれた主砲

「甲子園の緊張感で無駄な力が入ってしまった。自分の力を出すという野球の難しさや野球の怖さを思い知った」。試合後、田西称選手は静かに高校野球生活に別れを告げた。昨夏の甲子園2回戦では、優勝候補・大阪桐蔭を相手に2安打1打点と躍動し、全国にその名を轟かせた。しかし、最後の夏、聖地の雰囲気は全く違う景色に見えた。創成館のエース・森下翔太投手の緩急をつけた投球の前に、4打数無安打。「頭を整理して打てなかった」と、本来のスイングをさせてもらえなかった。

ナインが泣きじゃくる中、主将に涙はなかった。「自分だけではここまで来られなかった。本当にいい仲間と指導者に巡り合えて良かった」と、まず口にしたのは感謝の言葉だった。

「まだ自分の力じゃ足りない」大学進学で“本物”になる

石川大会では5試合で打率.556、2本塁打と圧巻の成績を残し、プロも注目する長距離砲。しかし、聖地での敗戦は、自身の現在地を冷静に見つめるきっかけとなった。試合後、今後の進路について問われると、これまで示していたようにプロ志望届は提出せず、大学進学を希望する意向を明言した。

「目標はプロ野球選手だけど、プロにいく、活躍するというところでは本物になってから勝負したい。まだ自分の力じゃ足りない。上のステージに行くためにレベルアップしないといけない。緊張感のある舞台で力を発揮できる人間になりたい」

聖地での敗戦を糧に、「日本を代表するバッターになりたい」という夢には、一歩近づけたのではないかと思う。2度の夏の甲子園の経験を今後に必ず活かすだろう。まずは侍ジャパンU18代表のメンバーに選出されるかが注目され、その後は4年後のドラフト会議でまた注目選手になる。

田西称選手 プロフィール

  • 氏名:田西 称(たさい とな)
  • 生年月日:2007年4月5日
  • 出身地:石川県小松市
  • 経歴:今江少年野球クラブ(小3) – 白山リトルシニア(松陽中) – 小松大谷高校(3年)
  • 投打:右投左打
  • 身長・体重:180cm・90kg
  • ポジション:内野手
  • 主な特徴や実績:高校通算25本塁打を誇る世代屈指のスラッガー。小松大谷で主将・3番打者を務める。U-18日本代表候補。2025年夏の甲子園開幕戦で敗退後、大学進学を表明。昨夏の甲子園では大阪桐蔭を破る活躍を見せた。
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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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